アトピー性皮膚炎の原因を考察する(3)

今日は、今回の考察の三日目じゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
免疫機能の原因について考えていきたい。

                      

●免疫機能の異常の原因

免疫機能の異常とは、主に、アレルギー的な要因、ということが言える。
アレルギー的な要因とは、皮膚機能でフィラグリンやセラミドが少ない、という遺伝的な要因と同じく、アレルギー的な因子を遺伝的に持っておる、ということも関わっておることは確かじゃろう。

じゃが、アトピー性皮膚炎のようなアレルギー症状は、アトピー性皮膚炎のヒトだけが「だせる」症状ではない。
健常な人でも、同様なアレルギー症状は出せる「力」は持っておるのじゃ。

例えば、傷んだ食品を食べると、下痢や嘔吐して体内から排除しようとするが、これも「アレルギー反応」の一つじゃ。
あるいは、寝不足で、目の下にクマができるのも、アレルギー反応じゃ。
このように、アレルギー反応自体は、誰しもが持っておる「力」といえる。
じゃが、こうした力が至るところで発揮されないように「抑える力」も皆が持っておる。
しいていえば、アトピー性皮膚炎などアレルギー性疾患を持つ方は、アレルギーを引き起こす免疫の力が強すぎる、のではなく、そうした力を抑え込む力が弱く、結果的にアレルギーの免疫機能が強く働いておる、と考えた方が良いじゃろう。

免疫機能とは、身体の中の働きじゃ。
したがって、内臓機能や身体機能と同じく、「成長」しておる機能と言える。
食物アレルギーが、成人よりも乳児に多いのは、こうした免疫機能の働きも成長過程の中にある乳児の場合、抑える力が上手く発揮できていないから症状があらわれるが、成長の中で、抑える力がしっかり身につけられれば、自然と症状が出なくなる、ということも言えるじゃろう。
実際、食物アレルギーのピークは3歳前後と言われておるし、昔のアトピー性皮膚炎が子どもの病気と言われておったのも、こうした免疫機能の異常状態が深く関与しており、その関与は、免疫機能が「正しく」成長することで自然解消する、ということでもあったのではないじゃろうか?

そして、免疫機能は身体の中で単独で働いておる機能ではない。
基本的に、自律神経と内分泌機能の影響下にある。
そこから考えると、免疫機能を正常に働かせるか、異常な状態に陥るのかは、内分泌と自律神経機能も深く関わっておる、と考えられる。
まず自律神経に影響を与えておるのは、睡眠や運動、ストレスなど、毎日の生活習慣が強く関わっておる。
内分泌は、それを乱しやすいのは化学物質であることが分かっておるから(内分泌かく乱物質とも呼ばれておる)、生活環境が関わっておると言えるじゃろう。
特に後者の化学物質は、一日にヒトが摂取する化学物質の80%は呼気によるものであることが分かっており、室内や屋外の空気に含まれる化学物質が関与しておる可能性は考える必要はあるじゃろう。
室内であれば、家具や家電、壁紙などから放出されるホルムアルデヒドなどがあるし、屋外は車の排気ガスや舗装道路が車で削られることによる粉塵などもあるじゃろうし、田舎では農薬散布の影響などもあるじゃろう。

生活環境は、個人レベルで改善できる範囲は少なく、社会全体で考えていく必要がある問題だけに、解消は容易ではないのじゃが、個人レベルで「対応」する範疇があるのも確かじゃ。
生活環境内の化学物質は、可能な範囲から対応を考えていくことは大切じゃろうの。

少し長くなってきたので、自律神経に影響を与えておる生活については、明日、まとめと一緒に書きたいと思う。

                       
おまけ★★★★大田のつぶやき

今年も、アトピーのご相談などブログに書いていきたいと思います。よろしくお願いします。
さて、免疫機能の異常状態を引き起こす内分泌の機能の異常が、アトピー性皮膚炎に関わっておると仮定した場合、その主たるものは、大気中の汚染物質を考えることは避けては通れない問題だと思います。
車や工業化により、ヒトは便利な生活を手に入れましたが、もしかすると「代償」も払っているのかもしれません。