震災のストレスがアトピーを発症??

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                   
以前のブログでも似たような記事を取り上げたことがありますが、震災による心因的な影響がアトピー性皮膚炎の発症率に影響を及ぼしていることについて、東北大での研究が報告されましたので紹介したいと思います。
            
         
●津波経験の子供を東北大が調査 アトピーなど高い発症率 宮城
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141218-00000014-san-l04
          
東北大の東北メディカル・メガバンク機構(仙台市青葉区)は17日、県内の小中学生を対象に行った健康調査で、東日本大震災で津波を経験した子供や居住環境が変化した子供はアトピー性皮膚炎や心の問題を抱える割合が比較的高いとの結果を発表した。
         
同機構は6月、県内25市町村の公立小中学校と支援学校の児童生徒2万8159人にアンケートを配布。保護者が記入し、6451人から回答があった。
その結果、アトピー性皮膚炎を発症していたのは津波経験のない子供が20・5%に対し、経験のある子供が24・5%。震災後の居住環境に変化がない子供が20・4%に対し、変化のあった子供は23・1%だった。子供の精神健康状態を調べる指標「SDQ」を用いた調査の結果、「支援の必要性が高い」とされる16点以上だった子供は、津波経験のない子供が14・8%、経験のある子供が18・4%。居住環境に変化のない子供が14・2%、変化した子供が18・7%だった。
同機構の菊谷昌浩准教授(疫学)は震災を経験した子供に発症が多いことについて「仮設住宅などに移住して入浴回数が少なくなるなど生活の変化があったり、震災のストレスで症状が悪化したりしたのでは」と分析。SDQの高さについては「震災から3年がたってもまだ子供たちの心に影響が残っているといえる」と話した。
同機関は、平成24年から調査を始め、過去2年でも同様の結果が得られている。
             
             
辛い震災を経験していれば、ストレスなどの影響が長期間、見られとしても不思議ではないでしょう。
また、震災により、居住場所が変わることも、心因的な部分と同時に、環境内の化学物質の影響などが関係することがあるのかもしれません。
今回の調査は、震災後3年が経過してもまだその影響が確認できたことを示しており、その影響の原因がどこにあるのかは、さらに調査を重ねて欲しいところです。
震災を経験していなくても、ヒトによっては、身近なところで同様の大きなストレスを受けることは十分に考えられます。
また、同時に、そうした影響をどのように軽減できるのかも、できれば調査対象に加えて欲しいところです。
原因が分かっても、その解決法が分からなければ、対策が難しいわけですから、3年の間にその影響が少なくなった子どもの割合も調べて、そうした対象の子どもたちがどういった生活環境にあったのかも調査に加えて欲しいですね。

                           
おまけ★★★★大田のつぶやき

心因的な影響は、周囲が気づきにくい分、その対策も遅れがちになります。
身体の中は、自律神経と内分泌により強い影響を受けて活動しているわけですから、ストレスが、自律神経や内分泌にマイナスの影響を与えることが研究ですでに知られている以上、どうやって、その解決を図るのかは、多くの臨床データを元に、研究が進むことを期待したいところです。