機能性を持ったスキンケアアイテム

商品開発担当の中田です。

 

 

 

 

 

 

 

                   
昨日、北さんが紹介していたスキンケアの記事の中に機能性を持ったアイテムを上手く活用しましょう、という内容がありました。
電子版では、あとぴナビのスキンケアアイテムの中から、機能性アイテムの紹介も行っておりましたので、その部分を今日は紹介したいと思います。

                                  
●お肌を守るのに役立つ機能性を持ったスキンケアの成分とは?
 (2014年冬号より)

                      

■リピジュア

リビジュアとは、人間の体を形成する細胞膜をモデルに開発された水溶性ポリマーで、生体親和性が高い成分です。安全性も高く、コンタクトレンズの保存液や、医療、化粧品の分野で主に使用されています。
スキンケアで使用されているリピジュアは「ポリクオタニウム-51」「ポリクオタニウム-61」の二つがあり、前者はヒアルロン酸の約2倍の水分保持能力があり、後者は皮膚に塗布することでラメラ構造という擬似皮膚の構造を展開、バリア機能を高めてくれる働きがあります。

                                
■ディフェンジル

ディフェンジルとは、スイスの製薬メーカーRAHN社が開発したヨーロッパでホメオパシー療法に用いられている成分で、フウセンカズラ、シャゼンムラサキ、ヒマワリ種子から抽出される植物性オイルを組み合わせた100%ナチュラルな原料です。
エビデンスでは、皮膚刺激への感受性が28日間の使用で64%低下(バリア機能を高める働き)、角質層の水分蒸散量が10%低下(乾燥を防ぐ働き)、皮膚の紅斑評価はステロイド剤の約2分の1の効果(痒みや炎症の緩和)、といったデータが示されています。
特に、アトピー性皮膚炎の方の悩みである痒みや炎症といった不快な症状の緩和は、ステロイド剤と比較して約半分の効果があり、さらにステロイド剤のようなホルモン作用はない化粧品に配合を許された成分ですので、安全にお使いいただけます。

                           
■ナールスゲン

ナールスゲンとは最先端の細胞再生科学に基づき開発された成分で、皮膚の線維芽細胞を活性化させることで、皮膚のコラーゲン等を増やし、ダメージを受けた肌の修復を早めます。
もともとは、2005年に京都大学化学研究所で平竹教授らが、γーグルタミルトランスペプチターゼ阻害物質を発見、その後、大阪市立大学の小島准教授・湯浅名誉教授らが、この物質にコラーゲンを増やす働きがあることを科学的に実証しました。
繊維芽細胞の活性化により、皮膚のシワ、たるみ、ダメージ部分の修復などが期待できる成分です。

                            
■サクラエキスB

サクラエキスBは、ソメイヨシノの葉から得られたエキスです。桜の葉には、プルネチン、イソクエルシトリン、メリロートサイドなどの成分が含まれており、肌あれ改善、抗炎症、美白などの作用があるといわれており、実際、VAS法による痒みの程度を図ったところ、2週間で痒みの改善、そして肌状態の改善が確認されました。

                               
■メビジェル

メビジェルは、低温で液体(ゾル)、高温でゲル化するポリマーです。肌の経表皮水分喪失量(TEWL)をワセリンと比較して調べたところ、4時間経過後ではワセリンよりも約2倍、喪失量が少ない(乾燥しにくい)という結果が得られました。
また、皮膚上で角質化する性質がありますので、バリア機能もアップしてくれます。

                     

                     
今回、誌面では5つの成分を紹介いたしました。
ぜひ、ご参考になってください。

                         
おまけ★★★★大田のつぶやき

機能性を持ったスキンケアは、それぞれの目的に応じて、各社ともいろいろなアイテムを出しています。
基本的な部分で注意いただきたいのは、これら化粧品に含有されている成分は、その効果は穏やからだからこそ、配合を許されている、というところがあります。もし、その効果が薬剤並みに高ければ、化粧品原料ではなく薬剤の原料となるでしょう。
薬と同等の効果を期待することはできませんが、効果が穏やかである、ということは反作用(副作用)も、比例して穏やかであることが多いため、使いやすいことが利点と言えるでしょう。