健康食品に対するイメージとは?

商品開発担当の中田です。

 

 

 

 

 

 

 

                
さて、アトピー性皮膚炎に限らず、多くの疾患に対して、有用性をうたうサプリメントは数多くあります。
本来、サプリメントは「食品」の分野ですから、疾病に対して直接の効果効能があってはいけないことが原則です。なぜなら、効果(作用)があることは同時に副作用を伴うことを意味しており、そのマイナス点を管理することが難しいからです。
しかし、実際のところ、サプリメントを疾病への改善効果を期待して摂取するケースは多く、また疾病に対する明らかな効果が認められることも確認されています。
来年3月ぐらいには、一定の効果効能をサプリメントに対して認めるような行政の動きがありますが、こうしたサプリメントに対するイメージ調査が行われた、という記事がありました。
         
       
●「健康食品」のイメージが悪化…都政モニター調査
http://ascii.jp/elem/000/000/956/956787/
        
東京都生活文化局が26日発表した健康食品に関する調査によると、前回調査(2003年7月)との比較で健康食品のイメージが悪化していることがわかった。
        
同調査は、インターネット都政モニターの500人を対象としたアンケート調査。調査期間は10月22~28日。
健康食品を現在利用している人は44%と、前年調査から10%減少した。「毎日利用」は17%、「1~2日おき利用」が2%、「必要に応じて」が25%だった。「利用したことがない」人は、27%(前回調査20%)だった。健康食品に対するイメージは、「栄養成分を補う」が44%(同55%)で、「ほとんど効果がない」が25%(同14%)、「美容・ダイエット・健康維持などの効果」が21%(同21%)だった。利用目的は「栄養成分の補給」がトップで39%、「健康の維持」が32%、「疲労・体力の回復」が30%と続いた。購入する際に重視するものは、「効能・効果」が 58%、「原材料、含有成分」が32%、「価格」が30%だった。
広告などの表現の印象では、62%(同56%)の人が、広告や表示、製品情報に「信用できない表現が多い」と回答。信用できない表現が多いと感じる情報源は、「テレビ・新聞・雑誌のCM・広告」が64%、「商品のチラシ・パンフレット」が53%、「インターネットの広告」が27%だった。都に求める施策は、「虚偽・誇大な広告・表示の取り締まり」が67%(同54%)でトップ。以下、「悪質業者の公表」44%(同47%)、「市販品の成分検査の強化」が35%(同41%)と続いた。
             
             
記事を読む限り、最近は健康食品に対するイメージが悪化し、そのもっとも大きな原因としては「信用できない表現が多い」、イコール「効かないものを効くと表現している」ということを意味しているのでしょう。
実際、サプリメントの中には、そうした「信用できない」ものも少なくないことは確かです。その原因は、しっかりとしたエビデンスが不足している、ことが一つ考えられます。
ただ、疾病に対するエビデンスをしっかり持つ場合には、その効果が医薬品の範疇に含まれる場合、医薬品の認可を受けなければ販売ができない、というジレンマもあり、難しい部分はあります。
あとぴナビにも、数多くのサプリメントが毎月、業者の方から提案いただきます。
そうした中には、●●に効くからアトピー性皮膚炎にも効くはずだ、ということで提案いただくことも少なくありません。そういう場合には、アトピー性皮膚炎の方に対するエビデンスを集めてから再提案いただくことをお願いしておりますが、その後、再提案をいただいたケースは、ほぼない状況です。
逆に、最初から医療機関などで、アトピー性皮膚炎の方に対する臨床試験などを行い、その医学的な機序を研究されているサプリメントなどは、あとぴナビでモニターを行っても、それなりの結果が得られています。
しかし、注意して欲しいのは、サプリメントは医薬品と違いますから、その効果は穏やかで万人に現れるものではない、とういことでしょうか。
一定の確率で、良い影響を及ぼすことはできますが、一定の確率で影響が及ぼさない方も出てくる、ということです。
これは、先に書いたように万人に効果が認められる場合、扱いはサプリメントではなく医薬品となるため仕方のないことではありますが、サプリメントを利用する際には、そうしたエビデンスがあるのかどうか、また、どういった範疇の(条件の)方に効果が見られやすいのかを判断して利用するようにすると良いでしょう。

                          
おまけ★★★★中田のつぶやき

こうした「病気を抱えた方が利用するアイテム」は、サプリメントに限らず、例えばアトピー性皮膚炎の方で考えれば、スキンケアや洗浄剤、あるいは健康器具など多岐にわたると言えるでしょう。
サプリメント以外も、実際、アトピー性皮膚炎の方が利用してどのように良い影響があって、どういった方には影響を及ぼすことがなく、また逆にどういった方にはマイナスの影響があるのかをしっかり見極めることも大切でしょう。
過去、何百件と、アトピー性皮膚炎に効く、という触れ込みでさまざまなアイテムの提案をいただきましたが、全てのアトピー性皮膚炎の人に「有効」だったアイテムは存在していません。
ただ、一定の条件の人には有効性が高いアイテムは多く、自分に合ったアイテムを選別する、そのための情報を得ることが必要でしょう。