洗うだけでケアしないことの問題点とは?

大田です。

 

 

 

 

 

 

               
さて、アトピー性皮膚炎の方の多くは、肌の乾燥に悩んでいますが、乾燥で注意して欲しいのは洗浄後の「ケア」です。

洗浄の方法にもよりますが、基本的に洗うことで、皮脂の一部が失われ、皮膚は乾燥する方向に向かいます。特に、今のような湿度が下がってきている時期には、角質層の水分蒸散量も増えますから、乾燥の度合いは強くなりやすいと言えるでしょう。

この洗うことによる皮膚の問題として、一つの記事を紹介したいと思います。
          
         
●「ガサガサかかと」を作る6つの要因とその対応策を知ろう!
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/mycom_1083113.html
        
ユースキン製薬とよしき皮膚科クリニック銀座 吉木伸子院長はこのほど、2014年2月に共同で実施した「かかとを中心としたフットケアのモニター試験」の結果について明らかにした。
         
同試験は、長年繰り返す頑固なかかとの荒れに悩む12名を対象に、2014年2月6日~20日にかけて実施した。毎晩ビタミン系クリームを右足のみにマッサージしながら塗ったあと、靴下をはいてもらい左右の差を確認した。その結果、ケアを始めて4日目には、ほぼ全員でかかとの症状の改善が見られたという。
吉木伸子院長に尋ねたところ、かかとがかたくなる原因は「肌の誤作動」であるという。足の裏は皮脂腺がないため乾燥しやすい部分だが、洗いっぱなしでケアをしない人が多い。
「乾燥などで肌表面の角層が乱れると、肌内部の水分が蒸発しやすい状態になります。肌内部の水分が十分でないと、肌は乱れた角層を修復するために急いで角質細胞を作ろうとします。こうして作られた細胞は未熟で不完全なため、機能も正常に働きにくくなります」。
その機能を補おうとさらに角質細胞が作り続けられ、未熟な厚い角層が作られる。この乾燥と角化の放置により、引き起こされるのが「肌の誤作動」で、皮膚科学では「錯覚化」とも呼ばれている。
肌の誤作動を助長させ、かかとの荒れを重症化させる要因として、同社は6つの点を挙げている。「季節的な乾燥」「暖房器具」といった乾燥のほか、底の薄い靴を履いて「足裏が衝撃を受ける」こと、削りすぎなどの「間違ったケア」などの外的要因もある。また、「加齢」や「体質」なども原因になるという。
厚くなった角層は、ただ保湿クリームを塗るだけではうまく浸透しない。血行促進効果のあるビタミンE配合のクリームを用いた「マッサージ」や、塗ったあとに靴下を履くなどして患部を密封し、クリームを肌にしっかり浸透させることが大事とのこと。これらの方法は、皮膚科の現場でも実際に使われている療法だという。
          
         
記事はかかとのガサガサについてのものですが、中ほどに出てくる、

「乾燥などで肌表面の角層が乱れると、肌内部の水分が蒸発しやすい状態になります。肌内部の水分が十分でないと、肌は乱れた角層を修復するために急いで角質細胞を作ろうとします。こうして作られた細胞は未熟で不完全なため、機能も正常に働きにくくなります」

という部分は、足裏だけに限らず、アトピー性皮膚炎の方は、乾燥しやすい部位全般が、こうした状況も考えた方が良いのかもしれません。
もちろん、他の部位で未熟な厚い角層が作られる、というわけではありませんが、長年ステロイド剤を使い続けて皮膚が肥厚している方の場合、同様の状況に陥っている可能性があります。
もっとも、その場合の原因は、記事に書かれていたものとはことなりますが、皮膚の「錯覚化」により生じていることは十分にあり得るでしょう。

洗浄後には、適切なケアをしっかりと行うようにしましょう。

                    
おまけ★★★★大田のつぶやき

アトピー性皮膚炎の方が意識したい洗浄のケアは、スキンケアの基本と言える「保水」「保湿」「保護」の中で、「保湿」と「保護」になります。
そこで、オイル分を含んだクリームなどが選択肢としては良く、一般的にハンドケアアイテムがクリームが多いのも、油分をしっかり含んで、肌を保護する機能を追加する、といった目的があるからだと考えられます。
クリームを使ったケアを意識しましょう。