生活習慣の変化が体にもたらしたものとは?(2)

今日は、昨日の続きじゃ。

 

 

 

 

 

 

                     
昨日は便利な世の中になったことが、低体温を生みやすい状況を作り出しておることを述べた。
そして、生活習慣の変化による、体への変化は、体温以外にもいろいろとある。

まず、一つが睡眠じゃ。
夜型の生活が当たり前となった昨今じゃが、少しずつ睡眠時間が短くなり、また睡眠のリズムも遅い就寝が身につくようになると、内分泌と自律神経への影響は避けられん。
アトピー性皮膚炎の方の場合、特に痒みや炎症を自分の力で抑える副腎皮質ホルモンと、ダメージを受けた肌の修復に必要な成長ホルモンは、睡眠時間の量とリズムにより、その産生は大きく左右されることになるから注意が必要じゃ。

そして、食事も、添加物や保存料の問題が避けては通れんような状況じゃ。
確かに、今の時代、飢えに苦しむことは日本ではあまりないと言える。
じゃが、食事の内容は、体にとって、プラスを生める部分が減り、負荷を与える部分が大きくなっておることも確かじゃ。
本来、食べ物とは腐敗するものじゃ。
それを、腐敗する時間を極力長くする工夫ができたことが、食糧状況の改善につながったのは事実じゃが、その工夫は体にとってマイナスの要因も抱えておる、ということじゃな。
毎日、素材を入手して手作りの料理だけで食事を行えるヒトはどれくらいいるのかを考えてみると分かるじゃろう。
実際、最近、一週間の食事を思い出してみて、自分、あるいは家族が作った手作りの料理が食事に占める割合を考えてみることじゃ。

運動や入浴は昨日、述べた通りじゃが、他にも生活環境の問題と、ストレスの問題がある。

生活環境でアトピー性皮膚炎に大きく関係しておるのは、やはり「大気汚染」の問題じゃろう。
化学物質はアトピー性皮膚炎の発症要因、そして悪化要因の一つじゃが、ヒトが一日に摂取する化学物質の8割は呼気から吸収されておる。
室内では家具や家電からホルムアルデヒドなどの化学物質が関係するし、屋外では車の排気ガスや粉塵、田舎では農薬散布などの影響が関係してくる、
それらの化学物質は確かに微量ではあるかもしれんが、化学物質の特徴として、大量に摂取すると中毒症状が現れ、量が少ないとアレルギー症状が出やすくなる、ということがある。

そしてもう一つがストレスじゃな。
精神的なストレスは、基本的に肉体的な疲労で解消されるが、運動量が減った今の時代、ストレスが「溜まりやすい」状況にある。
ストレスは、内分泌や自律神経に影響を与えるから、アトピー性皮膚炎に対しても、マイナスの要因になりえる。

こうした生活環境の変化が、今のアトピー性皮膚炎が増加してきた背景にはある、ということじゃ。
逆に考えると、これらのマイナス要因をいかに排除できるのか、ということがポイントでもあるということじゃな。
アトピー性皮膚炎の方は、生活内、あるいは生活環境内のこうしたマイナス要因を解消できるような工夫は行って欲しいと思うの。

                            
おまけ★★★★博士のつぶやき

生活内の要因は、自分の毎日の生活習慣でもあるから、その解消はなかなか難しい。
習慣を「変えなければならない」ということでもあるからの。
ただ、変えれないからこそ、その負荷が体に影響を与えておること、そしてその解消は自分自身の「努力」でしか成し得ないことを忘れないようにして欲しいの。