アトピー咳嗽(がいそう)って?

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

                
先日、ある会員の方からご質問をいただきました。
「ネットで「アトピー咳嗽(がいそう)」という言葉を見つけたのですが、私も咳が長く続いていて、もしかしてこの疾患でしょうか?」ということでした。

それで、ネットでアトピー咳嗽について調べてみると、いくつかの記事を見つけました。
        
         
●風邪だと思っているその症状、実は他の病気かも!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141103-00010000-mocosuku-hlth
         
風邪の症状といえば、鼻水やくしゃみ、ノドの痛みや咳、頭痛などが一般的です。場合によっては、下痢や吐き気などを伴うもあります。しかし、こうした症状を持つ疾患は風邪だけではなく、同じような自覚症状が出る病気があります。ここでは、風邪と似た症状を伴う病気を紹介しましょう。
         
◆同じ症状がずっと続くようなら要注意
         
風邪はウイルスが原因なので、ほとんどの場合、1週間くらい安静にしていれば自分自身の免疫力や抵抗力、体力などでウィルスを撃退できます。これはインフルエンザも同様です。しかし、別の病気の場合は、安静にしていても回復しないケースがあるのです。寝込んでしまうほどの重度の場合でも、日常生活を送れる程度の軽い症状でも、同じ症状が数週間も続いてしまうときは注意しましょう。風邪と思っていたのに、実際にはまったく別の疾患だったということもあり得ます。
           
◆似たような症状で風邪とは違う病気とは?
          
では、風邪と症状が似ている疾患にはどのようなものがあるのでしょうか? 例えば、咳が長引く場合には、「百日咳」や「咳喘息」のほか、日本人に多い病気として「アトピー咳嗽」があります。目安として、3週間以上咳が長引くような時は風邪ではない可能性があります。他の症状が治まっても咳だけが長く続くようなら、医師に相談しましょう。
「花粉症」も風邪と間違いやすい病気のひとつです。鼻水やくしゃみのほか、倦怠感(だるさ)や微熱など、風邪によく似た症状が出ます。それまで花粉症と無縁だった人も、ある日突然発症することもあります。また、春先のスギ花粉以外のシーズンも、イネ科やキク科の植物など何らかの花粉が飛散しており、これらに対してアレルギー症状を起こしてしまうことがあり得るのです。風邪はウイルスが原因で起こるのに対して、花粉症はアレルギー物質(花粉)が原因で起こるため、症状が似ていても疾患としてはまったく別物です。くしゃみや鼻水などの諸症状が長く続くようなら、一度花粉症の検査を受けることを勧めします。
         
◆風邪より重い感染症に要注意
        
咳や鼻水、微熱、頭痛といった風邪の症状が出ていても、程度がそれほどひどくない場合は、もう少し様子を見ようか放置してしまうこともあるかもしれません。しかし、微熱がずっと続いたり、微熱と一緒に湿疹などが出るような場合には、単なる風邪ではなく「細菌性肺炎」や「胸膜炎」といった細菌などによる感染症にかかっている可能性もあるので、早めに医師の診断を受けることが必要です。
            
              
●1ヶ月以上続く咳は、「アトピー咳嗽」?
http://allabout.co.jp/gm/gc/299720/
        
咳が続く原因として、気管支喘息、咳喘息などがあります。今回ご紹介する「アトピー咳嗽(がいそう)」という病気も、咳が続く症状が現れます。詳しくご紹介しましょう。
その咳、1ヶ月以上続いていませんか?
アトピー素因のある人が、痰のからまない咳を1ヶ月以上していたら、それはアトピー咳嗽かもしれません。普通、咳は、異物が気道に入った時に、それを外に出そうとして起こる体の防御機能です。「咳反射」と呼ばれます。咳を全くしないと、異物が体に入ってしまいます。
しかしこの咳をするための感度が亢進しすぎて、ちょっとしたことで咳をしてしまうのが、この病気の症状です。咳の必要がない程度でも咳き込むので、長い咳が続いてしまいます。
         
■特徴的な症状
喘鳴(ゼイゼイ・ヒューヒュー)がない
痰を伴わない咳嗽が8週間以上持続する
今まで、喘鳴、呼吸困難がない
咳は夜から早朝に多い
エアコン・タバコの煙・会話・運動・ストレスなどで咳が出てくる
アトピー素因(血液中の好酸球が多い、IgE値が高い、アトピー性皮膚炎などアレルギーの病気がある)
咳感受性は亢進している(咳をしやすい状態である)
呼吸機能検査(肺活量など)は正常

など
            
上記の特徴が診断の助けになっています。身に覚えはありませんか?
          
(以下、省略)
       
         
二つの記事にあるように、アトピー素因のある方が、風邪などの感染症ではなく、そしてぜん息などの症状も伴わない咳が続く場合、このアトピー咳嗽の可能性があるようです。
アトピー性皮膚炎も、皮膚表面の「過敏な状況」から痒みを生じることがあります。
同様に、気管支内部も同様の状況になることで、咳が出やすい状況が生まれるケースがある、ということでしょう。
今回、ご質問いただいた方は、タバコを吸っておられましたので、昨日の東さんのブログにあったように嗜好品が原因で症状が悪化しているケースもあることから、また、タバコそのものがアトピー性皮膚炎の悪化要因になることはエビデンスでも出ているため、まずは禁煙をお勧めいたしました。

排気ガスが多い地域に暮らしている、喫煙の習慣がある、など気管支への反復継続した刺激が環境の中にあり、なおかつぜん息とは違う咳が続いている場合には、注意してみましょう。

                      
おまけ★★★★南のつぶやき

こうした「長引く咳」が関係する疾患は、アレルギーだけでなく、結核など、感染症にもあります。
軽い咳だけだと、なかなか気づきにくいこともありますが、原因を探ることで、アトピー性皮膚炎に対してもプラスの影響を与えることがあります。
「咳」も体を守るための防衛反応であることは忘れないようにしましょう。