2014年9月号の「みんなのアトピー相談」から(4)

北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日は、昨日の続きで、アドバイスのポイントについて見ていきたいと思います。
      
        
●今回のアドバイスのポイントについて
          
◆十分な睡眠は免疫力を高める
             
睡眠不足は、アトピー性皮膚炎にとって、とても大きな悪化要因となります。内分泌や自律神経の両面に影響を与える=免疫機能への影響がまず考えられますし、また成長ホルモンは皮膚の回復に直接関わるため、アトピー性皮膚炎の原因といえる「免疫機能の異常」「皮膚機能の異常」の両面に関わってきます。
         
◆アトピー克服のためには何よりも睡眠を優先しよう
          
アトピー性皮膚炎を治療する医師に聞いても、多くの医師が「寝ないと治らない」ということをおっしゃいます。そういった点から考えても、睡眠をしっかりとれるかどうかは、アトピー性皮膚炎を回復させていく上で、相当に大きなポイントとなるでしょう。
もちろん、受験や仕事などで、質の良いしっかりした量の睡眠を取りづらい環境にある方もいるでしょう。ただ、一つ考えて欲しいのは、そうした「理由」は、「健康」という視点からみると、体は何の考慮も行ってくれません。睡眠が足りなければ、足りないなりの状況を体は
作り出すことになります。
さまざまな理由を抱えていることは十分に理解できますが、アトピー性皮膚炎を治したい、という目標があるのであれば、まず優先すべきは「睡眠」であって、その中で最大限、受験や仕事に取り組むことが大切だといえるでしょう。
            
            
睡眠は、私たちの生活の中で、食事や呼吸と同じように不可欠な生活習慣です。
当然、その「睡眠の形」が良いものか、悪いものか、によって、健康そのものに影響が出てきます。
そして同時に睡眠は、リバウンド中などで状態が悪過ぎて眠れない、というような場合を除いて、自分の「意思」で、その時間を決定することができる生活習慣です。
早く寝るのも、遅くまで起きているのも、その理由が何にしろ、主体となる自分自身が決められる、ということを忘れてはならないでしょう。
睡眠不足による、体への影響は、アトピー性皮膚炎以外にも、いろいろと生じます。体はある程度の耐性を持っていますから、睡眠不足によるそうした影響は極力、防いでくれます。
しかし、キャパシティを越えたときには、一気にその影響が表面化することがあります。
アトピー性皮膚炎の症状に対しても(悪化要因として)同様です。
また、そうしていったん、体調なり症状に悪影響が見られた場合、その影響は一朝一夕で解決することは難しく、一定期間、睡眠をしっかりとってようやく「スタート地点」まで戻れることになります。
つまり、日頃の睡眠をおろそかにすることは、アトピー性皮膚炎克服に向かうためのスタート地点から後ろに下がっている状況もあることを忘れてはならないでしょう。

受験勉強、仕事、あるいは遊びなど、自分にとって必要なことでも、健康にとって不要な行為である場合、その結果は必ずといってよいほど「体」に現れます。
アトピー性皮膚炎克服を目指すのであれば、強い意志を持って、取り組むことも大切でしょう。

              
おまけ★★★★北のつぶやき

今日、紹介したアトピー相談は、過去の電子版あとぴナビでもいろいろと掲載されています。
興味のある方は、ぜひご覧くださいね。
          
●過去の「みんなのアトピー相談」の記事
         
●電子版あとぴなび 2013年11月号
http://www.atopinavi.com/eb/201311_navi/index.html
        
・ステロイド剤を中断して、離脱(リバウンド)症状が現れた
・4か月の息子がアトピーじゃないか心配
・かゆがる子どもの姿をみるのがつらい
・はやく回復したいけど、気持ちが落ち込み自信が持てない
・あご、首、デコルテに久しぶりの症状悪化。原因がわからない。
         
●電子版あとぴナビ 2014年1月号
http://www.atopinavi.com/eb/201401_navi/index.html
         
・学生生活が忙しい。でも温泉湯治を始めたい
・ステロイド使用歴10年。長時間、入浴してもかゆくならない?
・毎日湯治を2時間、週3回のジョギング…でも症状が改善しません
            
●電子版あとぴナビ 2014年3月号
http://www.atopinavi.com/eb/201403_navi/index.html
         
・顔が乾燥し、斑点のような赤みと浮腫が気になる
・白内障手術を控えて、皮膚科医の言葉に動揺
・思春期の子どもの食生活が乱れて心配
            
●電子版あとぴナビ 2014年5月号
http://www.atopinavi.com/eb/201405_navi/index.html
            
・5歳の子どもにお風呂に長く入ってもらうには?
・生後1か月の赤ちゃん。顔全体に湿疹が出ています
・お風呂を嫌がっていた子によい入浴習慣がついてきた
・4月から高校生、これから先、どうしていいかわかりません
            
●電子版あとぴナビ 2014年7月号
http://www.atopinavi.com/eb/201407_navi/index.html
          
・水仕事による手湿疹から開放されたい
・プール授業のため一時的にステロイドを使うか迷っています