入浴温度は、十分に注意しましょう

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
アトピー性皮膚炎の方の入浴で、「誤った入浴法」で最も多いのが「入浴温度」に関するものであることは、過去のブログでも何度か触れてきました。
最近も、数件、入浴温度が高いことで症状に影響を与えていると考えられる事例がありました。

28歳女性の方は、気温が上がってきても、手足の冷えを強く感じていたため、入浴温度が低い方が良いと知っていても、毎日40℃で入浴していました。
リバウンド症状のような体液の流出と、肩や首の部位が粉をふいたような乾燥状態があり、入浴温度を38℃にしてもらったところ、1週間ほどで体液の流出が止まり、肩の乾燥も随分と和らぎました。
さらに、手足の強い冷えも、かなり緩和された、という電話を先日いただきました。

熱い温度での入浴は、「体を温める」と考えがちですが、正しくは「皮膚の表面を温める」と考えた方が良いでしょう。
身体は、深部温度で37~38℃ぐらいです。
これ以上の温度が続くと、内臓機能が低下するため、体はそうした温度は受け入れないような体制を作ります。
「熱」は基本的に血液によって運ばれます。
入浴により体外から受けた「熱」も同様で、そうした40℃以上の熱は継続して運ぶことがないように、血管は収縮し熱の伝搬効率を下げようと働きます。
このように、高い温度で入浴することは、皮膚表面は熱を放出するために確かに赤みを帯び、血管が拡張した状態になりますが、体内では逆に熱を伝え過ぎないように血管が収縮した状態、つまり「冷え」の状態を作ることになります。

今回の女性の方も、手足の冷えを取ろうと、高めの温度で入浴を続けましたが、これが帰って、血流を悪くして、冷えの状況が改善できなかったのでしょう。
38℃の入浴に変えてもらったことで、深部温度に近い温度が熱をしっかり体全体に伝えることで、血管が拡張、逆に冷えの状態を改善できたと考えられます。

夏の時期は、自然と入浴温度も低めに設定される方は多いのですが、中には「温まろう」として入浴温度を上げ、逆に「冷えの状態を作っている」というケースがあります。
入浴温度には十分注意するようにしましょう。

                            
おまけ★★★★大田のつぶやき

今の季節、汗をかくことがしやすい時期ですので、体を温め、血管を拡張させ、そして代謝を挙げやすい時期でもあると言えるでしょう。
こうした時期に、汗をしっかりかくことは大切ですが、入浴温度を上げすぎると、今日、南さんが書いていたように、逆に冷えの状態を生んだりしますし、その他でも、体調を低下させたり、皮膚の水分蒸散量を上げることで、夏でも乾燥を感じるようなことがあります。
入浴温度は、「低め」を心がけるようにしましょう。