ネコアレルギーでネコは飼えないのか?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

               
アレルギー症状をお持ちの方は、その原因が特定されている場合、それを避けるように工夫されていると思います。
しかし、中にはその原因がどうしても避けれない、といった場合もあります。
今日は、そんな記事を紹介したいと思います。
             
          
●猫アレルギーになったら猫を飼うことは本当にできないの? 医者に尋ねてみた
http://news.mynavi.jp/articles/2014/06/25/catallergy/
               
猫と遊ぶと目が真っ赤に充血し、鼻水がずるり。さらに、くしゃみが止まらない……。猫アレルギーの人は、どんなに猫を愛していても一緒に暮らすことは絶対ムリ! と思うはず。しかし、医師である阿部達也さんは、重度の猫アレルギーにもかかわらず、自宅には猫が17匹もいるそう。猫たちとの共同生活術についてうかがった。
         
■猫と一緒に暮らしていても猫アレルギーになるの?
       
――阿部さんは猫アレルギーなのに、御自宅で猫を17匹も飼っていらっしゃるとか。問題ないのでしょうか?
         
「私が猫アレルギーを自覚したのは、もう20年も前、猫を飼い始めて数年たった頃でした。鼻炎、ぜんそく症状がひどく、くしゃみや鼻水が止まらずに、呼吸が苦しい。もう日常生活にも支障が出るほどでした」
          
――すぐに猫アレルギーだとわかったのですか?
         
「最初は普通のぜんそくと思って治療していました。あるとき、出張などで自宅を離れると症状が出なくなることに気づきました。あっ、これは猫だな、猫アレルギーだなと……」
         
――そんなにひどい症状が出ても、猫を飼うことをやめなかったのでしょうか?
            
「家族全員、猫が大好き。猫を飼い始めて、猫のいない生活は考えられなくなってしまっていました。妻も子供たちも、私より猫の方がちょっぴり大切なんです(笑)。
             
そんなわけで、猫アレルギーとの格闘が始まったわけですが、私自身も猫が大好きなので、アレルギーだから猫を飼うのをやめようとは一度も考えませんでしたね」
        
■猫と一緒に暮らすために実践した3つのアレルギー対策
            
――その格闘の末に、今では症状も軽くなったのでしょうか?
            
「そうですね、大分改善されました。アレルギーはつらいのですが、猫も家族の一員ですから、一緒に暮らす楽しさの方がずっとずっと大きいです」
          
――阿部さんのなさってきた格闘というか、猫アレルギー対策とは?
          
「猫アレルギー対策のポイントは3つですね。第1は、家の中をしっかり掃除する。アレルギーを引き起こす猫アレルゲンは、フケや抜け毛に付着して室内を浮遊し、カーテンに付着したり床に降り積もったりします。これを徹底的に取り除きます。
家では私がその担当でした。自分の身は自分で守らないといけません。カーペットは撤去し、掃除機がけをし、カーテンもできるだけまめに洗濯するようにしています。今はやっていませんが、以前は寝室にだけは猫を入れないようにしていました。
第2は、猫の体をできるだけ清潔に保つため、こまめなブラッシングを欠かさないこと。私は、マスクで完全防備をして行っています。ブラッシングの後は必ず手を洗います。
第3に、専門医師の診察・治療を受けることです。猫アレルゲンを減らしても、残念ながらなかなか症状は改善しませんでした。アレルギー反応を押さえて症状を緩和する薬で、症状は随分改善されます」
             
ちなみに、猫アレルギーの原因となる猫アレルゲンには、猫の脂線から分泌されるセレクトグロビンや、唾液に含まれるリポカリンなど5種の糖タンパクがあり、それらがフケや抜け毛に付着して空気中に飛び散るのだという。その除去には空気清浄機も効果的とされる。
            
■メス猫の方がアレルゲン分泌が少ない。猫種によっても違いあり
             
――シャンプーをしたり、猫の食事に気を使ったりすることは、猫アレルギーの対策として効果的だといいますが……。
              
「うちの猫はシャンプー嫌いなので、めったにしていません。猫の食事はキャットフードで、できるだけ良質な脂質を含むものを選んで食べさせる。そんな程度です」
             
――阿部さんのお話をうかがっていると、猫アレルギーだから猫は飼えないと諦めてしまう必要はないような気がします。
              
「そうですね、17匹も飼っている私が何とかなっているわけですからね。やむを得ず、猫アレルギーなのに猫が家族になってしまった場合は、先に申し上げたような猫アレルギーへの3つの対策をまずは試してみてはいかがでしょうか。
                 
補足的に申し上げておけば、オス猫とメス猫なら、メス猫の方がアレルギンの分泌は少ないとされます。オスの場合は去勢するとアレルギン分泌が抑えられるそうです。
また、猫種によってもアレルゲンの分泌量に違いがあって、アビシニアンやロシアンブルーは比較的少ないと言われていますので、少しでもアレルギーリスクを小さくしたいなら、そうした猫種を選んだらいかがでしょう」
             
――阿部家の猫たちもアビシニアンなのですか?
             
「いえ、うちの猫は全部雑種です(笑)。知人から子猫を譲ってもらって飼い始めて、最初からこんなに多かったわけではありません。子供が生まれたり、捨て猫がかわいそうで連れ帰ったりして、いつのまにか17匹になっていたのです。猫が外から猫を連れ帰って、そのままファミリーの一員になったケースもありました」
           
猫アレルギーの人だって、猫との暮らしが不可能なわけではない。ただし、相当な覚悟と努力が必要と、阿部さんは教えてくれた。
           
             
今回の記事は、ペットに関するものですが、ペットを家族として考えている人にとっては、自分の健康と引き換えてでも一緒に暮らす工夫を行いたい、という気持ちになることは十分理解できます。
この記事を読んで、「自己責任の範疇で行う場合には、仕方ないのでは?」と思った方もおられると思います。
しかし、実際には同様にアトピー性皮膚炎の原因を、無意識のうちに解消できていないケースもあります。
例えば、受験生が毎晩、勉強が忙しくて睡眠が取れず、そのことがアトピー性皮膚炎の症状を悪化させていた場合、早く寝られないことは、その方にとって「正当な理由」として存在しています。
ただ第三者から見れば、早く寝られないから症状が悪化しているとしてもそれは「自己責任の範疇」と思えるかもしれません。
ここで注意が必要なのは、例えば、受験勉強であれば「受験勉強」と「睡眠の確保」の両立をまず図ること、が本当は大切なこと、と言えるでしょう。
どちらかを犠牲にするのではなく、両立を目指しながら調整することがベターの選択と考えられるのではないでしょうか?
ネコアレルギーの今回の記事も、「一緒に暮らす」という前提の中で最大限の工夫を行っています。
こうした工夫を行うのと行わないのとでは、大きな差が生じることがあることを知っておいた方が良いでしょう。

                    
おまけ★★★★博士のつぶやき

アレルゲンに感作された状態は、基本的にアレルゲンに接触している限り、反応も出続ける。
そういった点においては、こうしたアレルゲンに「囲まれた生活」はベストな生活は言えんじゃろう。
じゃが、東君が書いておったように、その中で「ベターな生活」を模索することは大切じゃろうの。