アトピーの検査とは?(2)

北です。

 

 

 

 

 

 

                    
今日は昨日の続きで、血液検査について取り上げます。
            
        
●乳幼児とアトピー
(2003年7月号特集より)
        
◆血液検査
■IgE RIST
粘膜下の肥満細胞の上にあるIgE抗体に侵入したアレルゲンが結びつくと、肥満細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が放出され、皮膚や気道の粘膜で炎症を引き起こします。検査ではこのIgEの量を測定し、「アレルギー反応の起こしやすさ」を調べます。正常値は成人で170 IU/ml以下であり、1歳児は10 IU/ml以下で、30 IU/mlは超えません。この数値が高い人は、アレルギー体質が強いと考えてよいでしょう。
       
■IgE RAST
アレルゲンをつきとめるための検査で、ダニや花粉、卵や牛乳など、特定のアレルゲンに対するIgE値を測ります。評価には0~6の段階があり、数値が高いほど、その物質でアレルギーを起こしやすくなります。数値が高くても実際には症状が出ない人もいますが、3以上の場合は何らかの症状が出ることが多いようです。
        
■除去・負荷試験
食物アレルギーの検査で、原因食物として疑わしい食物(原料での使用を含む)を2週間ほど食べずに過ごします(除去試験)。症状が改善すれば、除去した食物がアレルゲンの可能性が高く、今度は同じ食物を食べて症状が出るかを観察します(負荷試験)。症状が出ればその食物がアレルゲンと特定され、程度によって治療を行います。単に原因食物の診断だけでなく、再摂取の可否を決めるために耐性獲得の確認試験として行われることもあります。
        
■パッチテスト
アレルギー反応にはすぐ過敏症状が出ず、時間がたってから症状が出る場合もあり、そうした遅延型のアレルゲンを調べるための検査。化粧品や歯科金属など疑わしい物質をテスト用絆創膏にしみ込ませて皮膚に貼り、48~72時間ほど様子をみますが、同部の皮膚が赤くなる、発疹が出るなどの異常があれば、アレルゲンとして扱います。
            
            
これらが主に、小児に対して行われる検査になります。
乳児の場合、抗体がまだ十分に作られておらず、血液検査での判断が難しいことがあるようですし、医師によっては、血液検査よりもパッチテストを重視する先生もおられます。
これらの検査の意味合いなどは、検査を受ける前に、医師によく説明を受けると良いでしょう。
また、これらの他にも感染症の検査(培養検査)などもあります。

アトピー性皮膚炎の診断、そして治療に関わる検査には、こういった項目があることは知っておきましょう。

                     
おまけ★★★★北のつぶやき

今日、取り上げた検査は、ほとんどが保険適用で受けられる検査です。
病院によっては、特別な項目の検査を行うこともありますが、一般的にアトピー性皮膚炎の治療に必要と認められていない場合には、保険外となることもありますから注意しましょう。