アトピー肌が持つ特徴とは?(2)

北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

            
今日は昨日の続きで、アトピー肌の特徴について述べたいと思います。
          
          
●特集「アトピー肌・乾燥肌とスキンケア」より
(あとぴナビ2003年11月号より 監修:上出良一先生)
          
■アトピー肌の特徴
          
1.毛孔性角化
肉眼で見てわかるアトピー肌の特徴のひとつ。乾燥して鳥肌状になり、毛穴がザラザラになっているのが特徴です。
          
2.角質水分量が少ない
アトピー肌がカサカサに乾燥してしまうのは、角質の水分量が少ないからです。角質層にはバリア機能がありますが、水分量が少ないため、外からの刺激物質が真皮へ浸みこみやすくなっています。
          
3.汗腺以外の表皮からの水分喪失量が多い
角質水分量が少ないために、真皮が保っている水分が体の外に出やすくなっています。ここで言う水分とは汗腺から出る汗以外の、直接表皮を通して失われていく水分です。皮膚のバリア機能が低下しています。
         
4.汗をかきにくい
汗をかきにくく、汗をかくとその汗が刺激となってかゆくなることもあります。
          
5.生まれつきセラミドが少ない
アトピーの人は生まれつきセラミドが少ないという説があります。セラミド(角質細胞間脂質)が少ないと、角質細胞にすき間ができ、刺激が皮膚に浸透しやすく、角質細胞が不安定になり、はがれやすくなります。正常なターンオーバーが行われず、刺激に弱くなったり、角質が硬くなったりします。
          
このように、アトピーの人は生理的に皮膚がぜい弱でバリア機能も弱いので、皮膚に付着した物質が体内に入りやすくなっています。汗や洗剤のすすぎ残し、紫外線や引っかき傷などのちょっとした刺激(非特異的刺激)に対しても、接触性皮膚炎やかぶれを引き起こしてしまいます。
もちろん、ダニやホコリなどのアレルゲンも吸収し、表皮近くにあるランゲルハンス細胞(抗原を認識する役割がある)の働きによりアレルギー反応を起こすのです。
また、アトピーのかゆみや炎症は、すべてがアレルギーからというわけではありません。
アレルギーはアトピーを起こす要因の一つではありますが、ベースとなる皮膚そのものがぜい弱であるために、表皮に対して非特異的刺激があるとそれがかゆみの原因となり、習慣的に掻いたりこすったりすることによって角質細胞が失われ、さらに刺激に弱くなるという悪循環を起こしています。この皮膚のぜい弱性を少しでも補うために、スキンケアは大切。
適切なスキンケアを行って、かゆみの原因となる非特異的刺激から肌を守ることで、慢性的な掻き壊しがなくなり、症状が改善することもあります。
              
            
アトピー性皮膚炎の方は、上記のような肌の特徴があると言えるでしょう。
こうしたお肌の状態は、アトピー性皮膚炎の症状が改善することで良くなってくる部分もありますし、遺伝的な要素から変化が少ない部分もあります。
そこで、不足している機能を補うようなスキンケアが大切になってくる、ということです。

明日は、最後のまとめを書きたいと思います。

                
おまけ★★★★北のつぶやき

昨日と今日で紹介した特集は、電子版でも公開しています。
全文をご覧になりたい方は、下記でご覧ください。

●あとぴナビ2003年11月号電子版
http://www.atopinavi.com/eb/200311_navi/index.html