夏の入浴と水道水の塩素について(2)

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

                   
今日は、昨日の続きで、水道水中の塩素についてのエビデンスを紹介したいと思います。
               
               
●浄水器によるシャワー浴で塩素除去の効果も検証されました
(あとぴナビ2005年6月号特集記事「子どものアトピー性皮膚炎発症・悪化最前線」より)
          
群馬大学と同様に九州大学でもシャワー浴の調査を行いました。これは、水道水に含まれる残留塩素がアトピー性皮膚炎の悪化と関連しているかを調査したものです。
14人の幼少児に浄水シャワーヘッドをつけたシャワー浴を行った結果、1例の例外を除いて13例で改善が見られ、残留塩素を除去することがアトピー性皮膚炎の改善に効果がありそうです。
これらシャワー浴の効果に関する実験は、現在、さらに対象を拡大して行われる予定になっています。
             
              
このように、水道水中の塩素を除去することで、アトピー性皮膚炎の症状に対して良い影響が見られることが分かります。
アトピー性皮膚炎の方は、入浴に対して抵抗を感じている方も多く、また、医師の指導も入浴は避けるように指導することがあります。
しかし、今回ご紹介したように、かいた汗をしっかり流すことは、アトピー性皮膚炎に対して良い影響が見られますし、その状況の中ではさらに塩素対策をしっかり行うことが大切だと言えるでしょう。
また、夏場はシャワーだけで済ます方も多いのですが、シャワーのみではどうしても足元が冷えます。
今回の記事で大切なのは、シャワーではなく、汗を流すこと、その汗を流す際には塩素対策をする、という二つがポイントです。
そこに付け加えるなら、その効果を最大限に生かすためには、シャワーよりも湯船につかる入浴を行うことが大切だと言えるでしょう。
シャワーは、どうしても足元を冷やす傾向があります。
昔と違って、今の時代、エアコンなど夏場でも体を冷やす環境にあるため、シャワーだけでは汗は流せても、血流の改善には役立っていません。
せっかく入浴の中でプラスを作るのであれば、汗の対策だけでなく、血流の改善も同時に行う方が良いと言えます。
ぬるめの温度で20~30分入浴することで、血流が上がれば、内分泌や自律神経の機能にも良い影響が与えられるでしょう。

シャワーだけでなく、入浴も上手に活用しながら夏を乗り切りましょう。

                   
おまけ★★★★北のつぶやき

今回、南さんが紹介した特集記事、「子どものアトピー性皮膚炎発症・悪化最前線」は、電子書籍でご覧いただけます。
興味のある方はご覧ください。
              
●あとぴナビ2005年6月号(電子書籍)
http://www.atopinavi.com/eb/200506_navi/index.html