夏の入浴と水道水の塩素について(1)

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

 

                           
本格的な梅雨の時期で、空模様も安定していませんが、晴れ間の日は気温が高くなっています。
これから本格的な夏に向けて季節が進行していきますが、気温が上がってくると、入浴を敬遠がちになる方も多いかもしれません。
でも、この時期の入浴は、汗を洗い流すこと、そしてエアコンなど夏場でも体を冷やしやすい環境が整っている今の時代、血流を良くすることは意味があります。
特に、汗をしっかり流すことは、過去のエビデンスでも明らかになっています。
          
            
●幼児・学童のシャワー浴でアトピー性皮膚炎が改善
(あとぴナビ2005年6月号特集記事「子どものアトピー性皮膚炎発症・悪化最前線」より)
         
・シャワー浴の効果
            
群馬大学では県内5つの小学校のアトピー性皮膚炎の児童22名を対象に、汗をかく夏に1日1回6週間、ウィークデーの夏休みに微温水を使ったシャワー浴をしてもらいました。その結果、汗をかいた後に、学校でシャワーを浴びることで22人全員のアトピーは改善したのです。シャワー浴の効果は開始2週間目から表れ、シャワー浴をやめた後の経過も良好でした。
学校などでかいた汗や埃が肌についたままでいることが皮膚への刺激となり、かゆみの原因となっていたのです。これをシャワーで洗い流すことで、大きな効果が表れました。
          
          
このように、汗をしっかり流すことは、汗によるデメリットの改善につながることで、アトピー性皮膚炎に対しても良い影響が現れたのでしょう。
ただし、注意いただきたいのは、「汗をかかない生活」を目指すことが大切なのではなく、「かいた汗をすぐに処理すること」が大切だ、ということです。
汗は皮脂と乳化することで皮脂膜を形成、自分の体で行うスキンケアの重要なポイントとなります。
全く汗をかかない状況の場合、皮膚のバリア機能の形成(皮脂膜の形成)も十分でなくなりますから、まず汗をしっかりかくことが大切だと言えるでしょう。
その上で、かいた汗を放置せずに、処理するように心がけてみると良いでしょう。

そして、汗を流す際の注意点として大切なのが、水道水中の「塩素対策」です。
塩素は、皮膚のタンパク質に影響を与えますので、乾燥の原因になることがあります。
これも、同じ号のあとぴナビでエビデンスを紹介しています。
長くなるので、続きは明日にしたいと思います。

                   
おまけ★★★★南のつぶやき

水道水中の塩素が肌に影響を与えることについては、他にも、富山医科薬科大学での研究結果があります。
これはシャワーだけでなく、入浴する際の浴水に対しても同様といえます。
しっかり対策は行うことを考えましょう。