コーヒーとアトピーの関係とは?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
アトピー性皮膚炎を悪化させる要因として、「嗜好品」があります。
もちろん、全てのアトピー性皮膚炎の方に対して、ということではありませんが、摂取することで悪化、摂取を中断することで症状が改善、という事例があります。
アトピー性皮膚炎を悪化させる「嗜好品」としては、チョコレートやお酒などがありますが、今回、コーヒーの記事がありましたので、紹介したいと思います。
           
         
●コーヒーは喘息・アレルギー体質に有効?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140425-00000006-nallabout-hlth
         
■コーヒーの成分
        
熱帯性の低木であるコーヒーの木。ここから収穫した果肉を洗浄し、種を乾燥、選別、焙煎し、配合・粉砕されたものが、レギュラーコーヒー。配合・粉砕されたものから一旦液体を抽出し、再度乾燥したものがインスタントコーヒーです。
コーヒーの生豆は半分以上が糖質で、ここに脂肪とタンパク質が含まれています。それ以外にポリフェノールとカフェインが含まれています。
ポリフェノールは酸化を抑える物質で、がんや糖尿病、動脈硬化などの予防に有効であると報告されています。コーヒーに含まれるポリフェノールは、エピカテキンです。エピカテキンは、肥満細胞という白血球からのヒスタミンの分泌を抑えるといわれています。ヒスタミンは蕁麻疹や花粉症の鼻水、くしゃみなどのアレルギーの症状を起こしますので、このヒスタミンを抑えることが重要です。
コーヒー1杯(約140cc)には約300mgのポリフェノールが含まれ、これは赤ワインと同程度、お茶の約2倍に相当します。
カフェインは、胃酸分泌を促したり、眠気覚ましや尿の排出を促す利尿効果があります。「自律神経の働きを高める」「集中力を高め作業能力を向上させる」「運動能力を向上させる」などの効果もあります。コーヒー1杯(約150cc)には約60mg含まれています。
また、コーヒーに含まれるマンノオリゴ糖は、ビフィズス菌を適正に増やして腸内環境を良好に保つ効果があるといわれています。ビフィズス菌などの乳酸菌が増えることで、アレルギーへの効果も可能性があります。
             
■コーヒーは喘息にも効く?
          
コーヒーに含まれるカフェインには気管支を拡張させる作用があります。気管支喘息で使用されるテオフィリンは、カフェインと非常に似ています。
朝食時に濃いコーヒーを2杯のむことで、喘息患者の症状が改善したという報告があります(イギリス:Salter先生らの報告 1859)。
コーヒーが喘息の危険率を下げると言う報告があります。1983年に実施したイタリア人約9万人を対象にした調査で、コーヒーを1日3杯以上飲む人は、全く飲まない人比べて、喘息になるリスクが28%低くなるという報告です(Pagano先生らの報告 1988)。
            
■コーヒー豆に対するアレルギーもある
             
しかし、いいことばかりでもありません。つまり、コーヒー豆によって喘息を起こすこともあると言われています。しかし、現時点でコーヒー豆に対するIgEの測定はできていません。
また、コーヒーがアトピー性皮膚炎の悪化因子になるという報告もあります(植西敏浩先生らの報告 2004)。コーヒーを禁止することで、それまでなかなか反応しなかった皮膚炎の治療が効果を示したというものです。
このように、コーヒーには良い面と悪い面があるわけですが、良い面だけを期待してそればかりを摂取すると、かえって弊害を招くことがありますので、以上は豆知識として、バランスの良い食事をすることを心がけましょう。
              
                    
記事にあるように、コーヒーにはぜん息に対する有効性とアトピーに対する悪化因子というように、アレルギーに対して両面を持っていることが分かります。
これは、個人ごとが持つ「体質」という面も関係していると考えられますが、こうした食品による有効性、悪化の両面が現れるものは他にもあります。
例えば、ヨーグルトは一般的にアレルギーに対して良い、とされていますが、牛乳アレルギーが強い方で、ヨーグルトにも反応するケースはあり、他の人に良いものが、自分に対して必ずしも良い結果が出るとは限らない例と言えるでしょう。
逆にいえば、自分に合っているものをしっかり見つけることも良い方法なのかもしれませんね。

                                  
おまけ★★★★博士のつぶやき

人が「モノ」に対して何らかの反応を示すには、いろいろな要因が絡んでくる。
例えば、昨日は平気だったのに、今日はかゆみが出た、ということもあるじゃろう。
これは、内分泌や体の酵素などが常に一定ではなく、睡眠や疲労、あるいは代謝不足など、他の要因にも左右されることで、その日の「体調」に影響を受ける部分がある、ということじゃろうの。