【Q&A】春先の症状悪化の対策は?(2)

今日は、昨日の続きじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                          

昨日、述べた通り、今のSさんの症状は、薬物を長期連用してきたことによる間接的なマイナスの作用により生じておるのと、季節的な悪化要因などを受けてアトピー性皮膚炎の症状そのもを悪化させたのが絡み合っているように感じる。
では、こうした状況で、Sさんが心配しておる、「今の状態はこのままステロイドとプロトピックを使い続けることで良くなっていくのでしょうか?」という部分について考えると、少なくとも症状悪化から2週間、炎症が抑えられている兆候がないこと、ステロイド剤やプロトピック軟膏の効果から考えると、2週間使用して効果が現れないものが、今後、使用を継続することで少しずつ効果が現れ始めるのか、というと、難しい点もあるのは確かじゃ。

なぜなら、現在、黄色い体液が出ておる、とのことじゃが、黄色ブドウ球菌の感染症にかかっておる可能性が否定できんからじゃ。
細菌の感染症も、皮膚での反応は「炎症」が生じるわけじゃから、免疫を抑制して炎症を抑えるステロイド剤を使用すれば、症状が少しは落ち着いても良いはずじゃ。
じゃが、それが見られない、ということは炎症反応の方が薬剤の抑える効果よりも強い、ということが考えられる。
また、ステロイド剤は免疫を抑制することで感染症を悪化させる恐れがあるため、もし、そうした状況にあるならば、このまま使い続けることで、皮膚症状が改善していくよりも、逆に悪化する恐れもある。

まずは、現在の皮膚症状が感染症に罹っていないかを診てもらうことが良いじゃろう。
今、診てもらっておる病院では、そうした感染症の検査などを行ってもらえない状況ならば、他の病院で診てもらうことも選択肢の一つとして考えた方が良いじゃろう。
もし感染症で、それが悪化しておる状態ならば、今、行っておるステロイド剤やプロトピック軟膏の治療は、適した治療と言えず、それを判断するためには、まず検査が必要になってくるからの。

次に、今の皮膚症状では、かゆみが強いことを考えると、掻き壊しによるバリア機能の低下も強くなっておるように思う。
そうした場合には、「保護」のスキンケアを並行して行うことも大切じゃ。
掻き壊しが多い場合には、チュビファーストなど肌を覆うことで保護するようなアイテムも選択肢の一つになるじゃろう。

感染症の対処とバリア機能の対処をしっかり行えば、今の悪化状況を生んでおる何割かの要因は解消できることになる。
残りは、アトピー性皮膚炎を悪化させた要因の解消じゃ。
もし、それが季節的な要因によるもの、特に春特有の要因(花粉など)なら、春を越えることで、そうした要因は自然解消されるじゃろう。
他に要因があった場合には、その対処は別に必要になる。
例えば、新築の家に引っ越して、シックハウスによる影響を受けておるなら、換気をよくして、化学物質を軽減することが必要じゃろう。
進学や就職など、生活環境が変わることで生活リズムが変化し、内分泌や自律神経に影響を与えていたなら、睡眠をしっかりとるようにして(現在、睡眠がとれない状況ならば、睡眠の質ではなく量を優先して考えるなど)、入浴や運動で代謝を上げる、という対処が必要になるかもしれん。

これらは、個別の状況により対応が変化してくるものでもあるから、詳しくは相談ダイヤルで相談して欲しいと思う。
いずれにしろ、今の状況は、決してエンドレスに悪化していくものではない。
必要な対処がしっかり行えれば、少しずつ症状は改善してくるはずじゃ。

Sさんのいち早い回復を祈っておる。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

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