アレルギー食品の備蓄は一週間分を

東です。

 

 

 

 

 

 

 

         
あの東日本大震災から3年が過ぎました。
まだ、被災地では「日常」が戻らず、苦労されている方も大勢いることを考えると、同じ大震災だった阪神淡路大震災と、今回の東日本大震災では、原発事故などがあったことも含めて、大きな違いがあったのだと思います。

先月、都心部では大雪が2週間続けて降りましたが、あとの方の大雪の時は、流通が滞り、お店から品物が著しく減った状況がありました。
特にパンは、流通が回復するまでに1週間ほどかかったように感じるほどでした。
近くのスーパーに行って、商品の棚に何も並んでいない光景を目にした時、東日本大震災の当時が思い出されましたが、何か異常状態が発生した際、こうした物流の滞りは、いつでも起きておかしくないのでしょう。
アレルギーの方で、食物アレルギーが強くある方は、食品そのものの物流が滞ると大変苦労されると思います。
こうしたアレルギーの方の備蓄について、記事がありましたので紹介したいと思います。
              
                
●【震災3年 もしもに備えて】<2>食物アレルギー 1週間分は備蓄して
http://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/75190
               
災害が起きて普段通りの食生活ができなくなったときに、食物アレルギーのある人はどう対応すればいいのか。原因食材を取り除いた対応食品を備蓄したり、自炊する調理器具を準備したり…。さまざまな「もしも」の備えがある一方で、普段からアレルギーの話をして周囲の理解を深めておくことも鍵を握りそうだ。

東日本大震災直後に避難所で配られた支援物資は、菓子パンが中心だった。炊き出しでも、ご飯にゴマなどが振り掛けられ、みそ汁には魚介や肉類が入り、アレルギーのある人は食べられないケースが相次いだ。せっかく届いた缶詰も原材料表示がないものもあり、味付けされていないおにぎりだけを食べ続けた人もいたという。
福岡市博多区上川端町でアレルギー対応食品の専門店「Smiley・Club」を営む安部聡美さん(52)は「誰もが我慢を強いられ、自由の利かない避難所でアレルギーの対応をしてもらうのは不可能に近い。炊き出しは食べられない前提で、自分が食べられる食品を備蓄した方がいい」と助言する。
       
■対応食品届くまで
         
卵、乳製品、小麦、そば、ピーナツ、甲殻類などアレルギーを引き起こす「アレルゲン」は人によって異なる。米粉の乾パン、でんぷんやメープルシュガーを組み合わせたクッキー、アワとキビだけを原料にした乾麺…。専門店では工夫を凝らしたきめ細かな食品が用意されている。
東日本大震災では「アレルギーの会全国連絡会」を通じて、対応食品が避難所に届くのに1週間程度かかった。そこで備蓄は1週間分が目安となる。
安部さんによると「水を加えただけで食べられるアルファ米やレトルトかゆがあるだけでも便利」で、カセットこんろやアウトドア用の調理器具の用意も大切という。
         
■注射薬も準備必要
         
とはいえ、着の身着のままで避難所に逃れた場合はどうするか。善意で寄せられた支援物資を「アレルギーがあるので食べられない」とは言いにくいだろう。
全国連絡会によると、東日本大震災の際、避難所で配給された食品が袋から小分けして配られたことがあった。原材料が分からなくなり、ある母親が「原材料を教えてほしい」と担当者に申し出ると「アレルギーがあるなら、支援物資はリスクを負ってまで食べないで」と言われ、途方に暮れたこともあったという。
食べられない食材を食べて血圧低下や意識障害など重篤なアナフィラキシーショックが起きた場合、血圧を上げる自己注射薬の「エピペン」を迅速に打たないと死に至ることもある。
「福岡アレルギーを考える会」の野田朱美会長(60)は強調する。「避難所では気後れせずに訴えて。行政はエピペンを備蓄して緊急時に対応できるようにしてほしい。親も子も日頃から堂々とアレルギーのことを周囲に話してほしい。誤解が少なくなり、孤立せずに周りが助けてくれるようになるはずだから」
              
              
注射など、医療行為が必要な医薬品を個人で備蓄することは、緊急時が常に想定されている方を除いては、大変難しい部分がありますが、少なくとも、食品に関しては、個人レベルでの備蓄対応は可能でしょう。
震災の大きさにもよるとは思いますが、今の物流は車両による運搬が多く、高速道路が大きな範囲で甚大なダメージを受けた場合、その回復には相当な時間がかかることもあるでしょう。
万一の際に、食糧が影響なく得られるところまで「移動」することを考えたとしても、やはり一週間程度の備蓄は行っておいた方が無難だと思います。

「震災は忘れたころに・・」という言葉がありますが、防災の意識が高いときに準備を行っておくことは大切かもしれませんね。

                   
おまけ★★★★博士のつぶやき

日頃、「モノが不足する」という状況にないと、こうした「備え」にはなかなか気が回らぬものじゃ。
じゃが、「異常状態」の多くは予告なく訪れるから、異常状態を経験した今だからこそ、「準備」ということに目が向きやすいのではないじゃろうか?
「もしも」の対応は、しっかり行った方が良いじゃろうの。