飛散量が少なくても花粉症悪化?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
昨日は、北さんが筑波大学で腸内環境とアレルギー悪化の関係について取材したことを書いていましたが、ちょうど、これから花粉症の時期、同様に腸内環境と花粉症に関する記事をWabで見つけました。
             
            
●飛散量が少なくても花粉症悪化のワケ
http://toyokeizai.net/articles/-/31732
         
■腸内環境の悪化
         
花粉症の時期を迎えたが、今年は昨シーズンより飛散量は少なめとの予想。症状が軽くなることを期待したいところだが、飛散量に関係なく症状が重くなる人はいる。医療機関で処方してもらった薬を飲んでも症状悪化。その一方で症状が軽く済む人いる。もちろん、体内のアレルギー反応に関与するIgE値などが高いと、少しの花粉にも反応しやすく症状は出やすい。しかし、それだけの理由ではなかった。
『アレルギーの9割は腸で治る!』(大和書房)の著者、東京医科歯科大学の藤田紘一郎名誉教授が指摘する。
「腸内環境が整っているかが、症状の悪化に関与しています。腸は単なる消化器官ではなく、口から入る異物から身体を守るために免疫細胞の70%が存在し、免疫機能の要となっているのです。ところが、食生活の変化により、腸内環境が悪く、免疫機能に悪影響を及ぼしている人が多い。結果として、花粉症もひどくなりやすいのです。アレルギーのみならず、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの症状も悪化しやすいので、注意が必要といえます」
一般的に腸内には、善玉菌と悪玉菌がいるといわれる。善玉菌が多ければ、腸の働きの1消化吸収、2免疫防御、3解毒――などはスムーズに行われ、アレルギーの症状もひどくなりにくい。逆に、悪玉菌が多いと栄養分が十分に吸収されないどころか、病気や老化の後押しをして、アレルギー症状も悪化させてしまう。善玉菌と悪玉菌以外にも腸内細菌はたくさん存在し、藤田名誉教授は「日和見菌」と名付けている。日和見菌は、善玉菌が増えるとその味方をし、悪玉菌が増えるとその味方になるそうだ。悪玉菌が、日和見菌という大きなサポーターを得ると、さらに腸内環境を悪化させてしまう。
            
          
■乳酸菌とビフィズス菌に注目
            
近年、善玉菌の代表格の乳酸菌やビフィズス菌を増やすことが、健康に役立つと注目されている。ヨーグルトの中には、花粉の飛散前から毎日取ることで、花粉症を軽減させるとの報告もある。しかし、ヨーグルトを取っても、花粉症が軽減されない人もいるだろう。その原因も、腸内環境に関与している可能性がある。
「日本でスギ花粉症の1例目が報告されたのは1963年でした。栃木県の日光市に住む男性ですが、日光のスギ並木は17世紀前半に約2万4000本が植えられている。つまり、スギ花粉は昔から飛んでいたわけです。しかし、近年、患者は増加の一途です。
そこでなぜ、花粉症が増加しているのかを調べたところ、腸内環境と関係していることがわかりました。60年前と比べると食物繊維の1日の摂取量は半分以下となり、排便の量も戦前は350グラム程度に対し、今は150~200グラム。少ない人では80グラム程度です。それが腸内環境に悪影響を及ぼし、花粉症を悪化させている可能性があるのです」(同)。
食物繊維は、有害物質を体外に出すなど腸内を清掃し、便の量を増やして腸内環境を整える。便の約80%は水分だが、残りの3分の1は腸内細菌やその死骸、さらに3分の1は腸の細胞の死骸、そして残りの3分の1が食べ物の残骸。便の量が少ないのは、食べる量が少ないだけでなく、腸の細胞がきちんと働いていないことにつながる。
「小腸の粘膜は1日で入れ替わります。便の量が少ないということは、小腸の粘膜の死骸が少なく、きちんと小腸が働いていない証し。免疫機能はうまく働かず、悪化した腸内環境では、単にヨーグルトを取っただけでは、正常化するのが難しくなります」(同)。
              
            
■短期間で正常化
             
腸内環境を整えるには、食物繊維を多く含む野菜などをたっぷり食べ、排便量を多くすることが大切。ダイエットのためにサラダだけ食べるというのは×。偏った食事では排便量を増やすことはできない。肉や魚なども食べつつバランスのよい食事を心掛け、毎食ごとに旬の野菜や海藻にプラスして、善玉菌を後押しする発酵食品を取り入れる。ヨーグルト以外に、キムチや納豆もおススメ。しかし、すでに花粉症のシーズンに突入している中で、食生活を見直して間に合うのだろうか。
「善玉菌を増やす効果のあるオリゴ糖を毎日飲むと、最初は17.8%だった善玉菌が1週間で38.7%、2週間で45.9%にまで増えたとの報告があります。摂取を止めると1週間で元に戻ってしまう。それほど腸内細菌は敏感。だから今から食生活を見直して、食物繊維や発酵食品をたっぷり食べ始めても、決して遅くはありません」(同)。
腸内環境を悪化させるのは、高脂肪食や添加物の入った食材。電磁波も、体内で細胞などを傷つける活性酸素を発生しやすいため、腸内環境に悪影響を及ぼすという。日常生活には、腸内環境を乱す要因が多く潜むため、サラダや野菜ジュースをちょっぴり食べたり飲んだりしても効果はナシ。意識して食物繊維や発酵食品などをたくさん食べる必要があるそうだ。
「腸内環境が整うと、アレルギー症状を抑制する免疫機能の正常化以上の恩恵があります。腸内細菌は、ビタミンのみならず、ドーパミンやセロトニンの前駆物質を合成し、それを腸が吸収して健康に役立てています。腸内環境が整うと、老化を退け、肌がキレイになり、気分も安定しやすい。短期間で腸内環境は整えられるので、ぜひ試してみてください」と藤田名誉教授は話す。
             
                 
腸内環境がアレルギーになぜ影響を及ぼすのかについては、昨日の北さんのブログに書かれていたようなことが一つの大きな要因だと思いますが、腸内環境を、どう整えていけば良いのかは、今回の記事に書かれているように食物繊維を多めに摂取したり、善玉菌の「えさ」になるオリゴ糖を摂取したり、腸内環境が「善玉菌」で埋め尽くされるような環境を作ってあげることを考えると良いのでしょう。
ヨーグルトは動物性の乳酸菌ですから、日本人の食生活を考えると、やはり昔ながらの和食で摂取できる乳酸菌をまず最初に考えた方が良いでしょう。味噌、醤油、お漬物、納豆など、普通の和食の食事を心がければ、一定の乳酸菌は摂取できるはずです。

腸内を整え、お通じをよくすることも考えてみましょう。

               
おまけ★★★★北のつぶやき

4月号では、先日紹介した筑波大学の研究だけでなく、テレビなどにもよく登場されておられる辨野先生に腸内環境を良くしていくためにはどうすれば良いのかもお聞きして、記事で掲載する予定です。
ぜひ、4月号をご覧くださいね。