睡眠の質より量を優先する時期も

大田です。

 

 

 

 

 

 

                     

睡眠は、内分泌や自律神経のことを考えた場合、就寝、起床のリズムが大切になります。
例えば昼夜逆転している場合、昼に寝ている時間で睡眠の量がとれていても、リズムが悪いため、「夜寝て、朝起きる」よりも「朝は起きて、夜に寝る」というように持っていくことが大事です。
しかし、常にこのリズムを優先していると、症状がなかなか安定しないこともあります。

アトピー性皮膚炎の状態が悪く、痒みが強くなってくると、夜、なかなか眠れなかったり、あるいは寝たとしても何回も夜中に起きてしまうことがあると思います。
ご相談の中で「夜なかなか寝つきが悪かったり、何回も起きてしまうんですけどどうしたら良いでしょうか?」「家族から早寝早起きをしないから駄目だ」「睡眠のリズムをしっかりとらないと治らない」「夜に寝ないと治らないから、睡眠薬などを使用してもいいから寝ることが大切ですといって薬を出されたけれど、どうしたらいいでしょうか?」などのご相談をいただくことがあります。
そういった方のお話を聞いていると、明け方からは割合まとまって眠れているケースが多々あります。
ところが明け方からうとうとできても、、朝起きるリズムを優先するために、家族に起こされたり、目覚ましで起きているケースがあります。

しかしアトピーの症状が出ている時などはどんなに疲れていても、あるいは睡眠不足が続いていも眠れない場合や、断続的な睡眠になってしまうことがあります。
それはかゆみが原因だったり、状態の低下で違和感があったり神経が緊張状態だったりしているケースが多いようです。
その時に無理やり朝起きて、夜寝るというリズムを優先にしてしまうと、睡眠不足の一日になってしまいます。
そのような状態で一日を送ることはかえって回復の取って支障をきたしてしまいますし、また体力や気力の低下にもつながってしまいます。

確かに、睡眠のリズムは内分泌の関係上、大切なことですが、どうしても眠りがとれないときには、そうしたリズムを優先する行動がストレスになってしまい、かえって睡眠を妨げる原因になることもあります。
そこで、明け方からまとまって眠れているのであれば、それで「良し」と考えた方がよい場合もあります。
アトピーの状態が良くなってくれば、夜に眠れるようになってきます。

そこで、場合によっては、「睡眠の質より量を優先」に考えた方が良い時期もある、ということです。
仕事や学校など、場合には支障がでてしまうこともあるかもしれませんが、やはり睡眠は大切ですのでその時の状況によって自分自身の体調面などとも相談しないとだめでしょう。
かゆみなどが軽減されてきたら、夜寝て朝起きるリズムをとるようにして、その時のアトピーの状態に合わせて、睡眠の量を優先にする時期、睡眠の質を優先にするときをかんがえながら生活のリズムをとっていくと良いでしょう。
          
           
おまけ★★★★博士のつぶやき

アトピー性皮膚炎の方が「おくるべき」理想的な生活パターンはある。
睡眠で言えば、「夜寝て朝起きる」がそれに当たるじゃろう。
じゃが、今日、大田君が書いておったように、あえて理想的な生活パターンよりも優先させた方が良いケースもある、ということじゃな。
ヒトの体は日々、変動しておる。
その変動に対して、最も「良い対応」を考えていくことが大切、ということじゃ。