ストレスの解消は工夫を。

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                     
昨日は、震災後の仮設住宅において子どものアトピー性皮膚炎の割合が32%と多くなっている、その原因がストレスと考えられる、というブログでした。

昨日のブログでも書かれていたように、ストレスによるアトピー性皮膚炎の症状悪化は、ストレスの元となる原因が、解消しやすいかどうかにより、その後の状況も異なってきます。
精神的な面での負荷は、自分だけで解決できるものではなく、その負荷の原因となった「相手方」と一緒に解決を求められる現状が多いと言えるでしょう。
特に、家族間のストレスは、毎日、顔を合わせるだけにいったん受けた場合に、解消は容易ではなく、家族自身がアトピー性皮膚炎の方にストレスを与えているという自覚がないとより解決は難しくなります。
「毎日、朝起きるのが遅い」「たまには外に出たらどうなの?」「掻いてばかりいないで」など、家族は思ったことを口に出しているだけかもしれませんが、アトピー性皮膚炎の方自身は、そこに「どうしようもない」という理由を抱えていることが多く、解決できない無理難題を押し付けられた思いを持つと、それが解消できない、あるいは解消しづらいストレスとしてためられていくことになります。

精神的な面の影響は、このように解消が容易でないことが多いわけですが、だからといって、何の変化も与えなければ、そのストレスを抱えている以上、ストレスによる悪影響も同様に続くことになります。

そこで、ストレスを解消できるような工夫を考えてみることは大切でしょう。
いくつか、ストレスを軽減できる「行動」について紹介したいと思います。

                                   

                             

1.思いっきり泣く

「泣く」という行為は、感情の高ぶりを大きくします。思いっきり泣いたらすっきりした、という経験を持つ人は多いと思います。
無理やり泣いても意味はありませんので、感動できるドラマなどを視聴してみるのは一つの方法でしょう。

                      

                             
2.運動する

精神的なストレスの一部は、体に負荷を与えること(運動など)で解消することが分かっています。
心身は交感神経と副交感神経、つまり自律神経のバランスで保たれています。
ストレスが多いと、この自律神経が乱れてきます。
運動は交感神経を刺激しますが、運動後、その状態から回復させるために今度は交感神経が働くようになります。交感神経→副交感神経への移行をスムーズに行わせることで、自律神経の働きを調整することで、間接的にストレスの対応ができると言われています。

                    

                           
3.睡眠をとる

睡眠は、ストレスの解消において基本と言えるでしょう。
生体において、ストレスに対応しているのはアトピー性皮膚炎の炎症を抑える働きがある「副腎皮質ホルモン」です。副腎皮質ホルモンは睡眠中に産生されますので、睡眠不足はストレスへの耐性を低くすることになります。
こうした行動は、直接、ストレスの原因になった事象を解消するものではありませんが、ストレスを受けている生体内の乱れを、元に戻そうと働きかけることで、ストレスによるアトピー性皮膚炎の症状が悪化する度合いを減らしてくれます。

ストレスの解消は難しい部分は多々ありますが、だからといってなにもせず放置することは、生体へのストレスの影響も、そのまま受け続けている状況とも言えますから、少しずつでもその影響が軽減できる工夫は考えていくことは大切でしょう。

                                
おまけ★★★★小田のつぶやき

ストレスとアトピー性皮膚炎の関係は、HRCでも時々見受けます。
家族間で大きなストレスを抱えていた方が、九州HRCで長期宿泊した際に、驚くほど、症状が良くなって、家に帰ったら1週間で元の状態に戻った、そこで1カ月後に再度、九州HRCに宿泊に来たらまた症状が良くなった、という例がありました。
ストレスの大元の解消は難しいことがありますが、ストレスを受けない環境づくり、ということは可能なのかもしれませんね。