男性ホルモンと免疫の関係

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                                    
体内の免疫系等は、外敵(ウィルスや細菌など)に対応するもの、あるいはアレルギー反応を示すものなどに分かれ、それぞれの免疫機能がサイトカインなどにより影響を与えあっていると考えられています。
同時に、免疫機能に大きな影響を与えているのが、自律神経と内分泌(ホルモン)ですが、内分泌機能が免疫系に影響を与える記事がWebにあったので紹介したいと思います。
           
          
●男性ホルモン多いと免疫弱い?=インフル予防接種で-米大学
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201312/2013122900035&g=int
             
代表的な男性ホルモン「テストステロン」の血中濃度が高い男性は、インフルエンザの予防接種ワクチンに対する免疫反応が弱い可能性があると、米スタンフォード大の研究チームが29日までに米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
テストステロンは骨格や筋肉を発達させ、ひげや体毛を濃くするほか、攻撃的な気持ちにさせるなどの作用がある。
一般に若い男性は女性に比べ、細菌やウイルスに感染しやすい。研究チームによると、人類の進化過程では男性の方が狩猟や争いなどで負傷しやすく、病原体に過剰な免疫反応を起こすとかえって危険なため、弱めに調節されている可能性があるという。
研究チームはA型のH1N1亜型とH3N2亜型、B型のインフルエンザ予防接種を受けた20~80代の男性34人、女性53人を調査。抗体を作るなどの免疫反応を調べたところ、H3N2亜型とB型は男性の方が弱かった。テストステロンの濃度が高い男性ほど免疫反応が弱く、この抑制作用には脂質の代謝を担う遺伝子群が関与していることが分かった。
           
             
記事は、インフルエンザに対する免疫について書かれていますが、このように内分泌機能が免疫機能に何らかの影響を与えていることが分かります。
内分泌機能、つまりホルモンの産生機能は、日常生活内のリズム内で分泌されており、この内分泌機能に影響を与えている一つの要因は、毎日の生活習慣にあることは確かでしょう。

あとぴナビでは特に睡眠の重要性について考えていますが、これも、睡眠が内分泌機能に大きな影響を与えている、特にアトピー性皮膚炎に関わる、副腎皮質ホルモンと成長ホルモンの産生に深く関わっているからです。
毎日の生活を、こうした内分泌機能の観点から「良い状態」に保つように心がけることは大切だといえるのではないでしょうか?

                            
おまけ★★★★南のつぶやき

副腎では主に3つのホルモンが作られています。
抗炎症作用を持つものは、ステロイド剤でも使われている「糖質代謝ホルモン」、化粧品などの成分(グリチルリチン酸)と同じ作用を持つ「塩類代謝ホルモン」の二つがあります。
そしてもう一つが男性ホルモンです。
もっとも副腎皮質で作られる男性ホルモンは量は多くないと言われていますが、アトピー性皮膚炎の状態が悪い場合、脱毛する方がときどきおられるのは、男性ホルモンは脱毛の傾向を示すようなので、何らかの関係があるのかもしれませんね。