豆乳と花粉症の関係?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                             
今日は、豆乳のアレルギーに関する記事が出ていましたので、紹介したいと思います。
            
             
●豆乳でアレルギー症状に注意を 花粉症の成人女性に多く
http://www.asahi.com/articles/TKY201312050293.html
             
国民生活センターは5日、豆乳を飲んだところアレルギー症状が出たという相談が2008年度からの5年間で15件あったと発表した。成人になって発症することもあるとして注意を呼びかけている。
「健康に良い」と人気が高まっている豆乳だが、飲んだ後に「目のまわりが赤くなりひどく腫れた」「顔が真っ赤になり、呼吸困難になった」という相談が寄せられているという。
センターによると、大豆にはシラカンバなどのカバノキ科の花粉に含まれるアレルゲンとよく似た物質が含まれており、花粉症の人は発症する可能性が比較的高い。また、成年女性が発症する例が多いという。
日本豆乳協会の資料によると、健康志向の高まりから豆乳の生産量は増えている。08年に16・3万キロリットルだったのが、12年には25・6万キロリットルに増えたという。
              
             
この記事で一つ気になるのは、「後先」の問題です。
記事では、花粉症の人が豆乳を飲むことで、アレルギー症状が現れることに言及していますが、これは逆のパターンも考えられます。
つまり、豆乳を継続して飲むことで「花粉症」の症状が現れやすくなる、つまり良く似たアレルゲン物質への感作が反復継続することで、体内のそのアレルゲンに対する抗体値が上昇、春になったときに、花粉にも反応するようになる、という可能性です。

以前のブログでも述べられていましたが、花粉症の患者は、花粉シーズン以外は、花粉症が「治った」状態で考えていますが、「花粉症」という「病気」は抱えたまま、「花粉症」の「症状」が出ていないだけ、いわゆる「休止」状況にあります。
症状が現れていないと、病気を自覚できないことは当然でしょうが、潜在的な疾患を発症する要因が、こうした「花粉の季節以外」にも潜んでいることは、考えた方が良いでしょう。

ただ、根本的な問題としてあるのが、こうした花粉や花粉と良く似た成分に「感作」されたのは、なぜなのか?ということでしょう。
豆乳を飲んでいる方が、全員、こうした状況になるかと言うと、そうではありません。
免疫機能は、作ろうとする働きと抑えようとする働きの両方を常に持っています。
アレルギー疾患の多くは、作ろうとする働きが過剰であるより、抑えようとする働きが弱いことで、結果的に、抗体が多く作られるケースの方が多く、そうした点において考えるならば、健常な人と同じ「抑える力」を持つことができれば、こうした症状は自分の力でコントロールできるようになるでしょう。

アトピー性皮膚炎の方も、今回の記事と似た状況におかれる可能性は考えられます。
アレルゲンの摂取を控えることは大切ですが、同時に、免疫機能のバランスを正せるような生活習慣をしっかり身につけるように心がけましょう。

                          
おまけ★★★★博士のつぶやき

記事中に「成年女性が発症する例が多い」とあるのじゃが、これは気になる部分じゃの。
女性の場合、女性ホルモンが関係して(生理など)アレルギー症状が悪化することがあるのじゃが、豆乳の他の成分との関連もあるのかもしれん。
気になるのは、こうした擬似アレルゲンとなる物質は、見極めるのが難しい、というところじゃろうか。
実際の症例が出てきて、はじめて分かることも多いのではないじゃろうか?
そういった点においては、アレルゲンに対す対策よりも、そのアレルゲンに反応する自分の免疫機能に対する対策が先に行った方が良いのは確かじゃろうの。