生活習慣とアトピーとペット(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

                         
今日は、昨日の続きです。
まず、最初に記事から紹介したいと思います。
         
            
●飼い主の生活習慣が犬のアトピーに影響
朝日新聞・夕刊(11月30日)
              
ペットの犬がアトピー性皮膚炎を発症するリスクは、喫煙など飼い主の生活習慣と関連していることが明治大の纐纈(こうけつ)雄三教授(応用獣医学)らの研究でわかった。毛が短い犬は発症年齢が早いという。海外の研究では犬の約10%にアトピーがあるとされるが、日本の詳しい実態はわかっていなかった。
東京都内で開かれている日本アレルギー学会秋季学術大会で30日、発表する。
2006~2007年に、東京都内の検査会社にアレルギーの原因特定検査の依頼があった約17,000件のうち、国際的な診断基準でアトピーと診断された犬約2,300匹を解析した。その結果、飼い主が喫煙者の場合、皮膚のかゆみで毛をひっかくため脱毛のリスクが高かった。飼い主と同じ食事を食べている犬は乾燥肌が多かった。
            
           
一応、同内容の記事が他にもないかを探しましたが、詳しいものは見つかりませんでしたが、一部、『共同研究した獣医師の荒井延明さんは「たばこは人間でもアトピーのリスク因子。人間と同じ食べ物だと免疫に関係する亜鉛不足が起こりやすい」と話す。アトピー性皮膚炎の平均発症年齢は、ヒトの20歳前後にあたる2・56歳。犬種別ではフレンチブルドッグ、ボストンテリアなど毛が短く直毛の犬の発症が早く、最も遅いのは雑種だった。』という追加記事がありました。

アトピー性皮膚炎に生活習慣や生活環境の因子が深く関わることは、睡眠、食事、運動やストレスの関連研究から明らかにされていますが、「同じ生活環境下における影響」は、対「犬」だけでなく、対「ヒト」でも同様のことが考えられます。
特に小児や幼児は、生活習慣について同居する家族がコントロールすることが基本になりますので、こうした喫煙や食事の影響だけでなく、就寝時間が親と一緒になることでアトピー性皮膚炎の症状が悪化する、といったケースは実際にあります。

また、こうした負荷要因は、当然ですが、それを行っている本人も関わることになりますので、本人自身がアトピー性皮膚炎だった場合、生活内における因子の改善が行われないと、症状の一進一退が続くことも考えられます。
もし、犬がアトピーになったのが飼い主の生活習慣に起因する部分があるならば、飼い主自身がアトピー性皮膚炎の場合、自分の症状にも「悪い」影響が出ても不思議ではないでしょう。
逆に考えると、ペットの有無にかかわらず、こうした生活内の負荷要因を考えながら、その解消を行うことは、アトピー性皮膚炎を克服していくためには、基本的な部分といえるでしょう。

ペットが「生活習慣病」になった場合、その原因が「飼い主にある可能性が高い」ということの意味するところは、真剣に考えていく必要があるように思います。

                     
おまけ★★★★博士のつぶやき

以前、ペットのアトピーについて研究をされている先生と話をする機会があったのじゃが、ヒト用のシャンプーやせっけんを使用して洗うことが頻繁に続くと、犬が肝疾患に罹ったり、皮膚病になったりするケースが多い、ということを話されておった。
ヒトと犬は、体重が違うので、影響が出る閾値が異なるが、影響を受けていること自体に変わりはなく、その影響が蓄積していくようなものであった場合には、要注意と言えるじゃろうの。