花粉症とアトピーと・・・。

今日から12月じゃな。

 

 

 

 

 

 

 

                                
今年も残り1カ月じゃ。
年末年始は、イベントなども多いじゃろうから、生活がどうしても不規則になりがちになる。
しっかり楽しむのは良いことじゃが、特に「睡眠」が減らないように注意して欲しいの。

さて、今日は、アトピーの患者数について、少し触れてみたいと思う。

アトピー性皮膚炎の患者数は、全体数が把握できる、公式機関に毎年の継続した調査は行われておらん。
一応、行政機関などで行われているものとしては、厚生労働省が医療機関で治療を受けている患者数を調査したものや、幼児に対する保健所における健診の際の調査、あるいは文部科学省が学校保健調査で行っている資料などがある。
それらから推測すると、患者数は数十万人といったところかの。
じゃが、一般的にはアトピー性皮膚炎患者は、数百万人とも言われていることの方が多い。
では、この差はどこからくるのじゃろうか?

このことについては、花粉症を例にとれば分かりやすいかもしれん。
花粉症の患者数も、正確な数値は分かっておらんが、Webなどでいろいろな疫学調査を調べると、推定で20~30%程度、日本の人口が1億2千万人ほどじゃから、おおよそ2,000万人~3,000万人ほどが、花粉症患者と考えられておるようじゃ。

では、今、自分の回りを眺めて見て、4~5人に一人、鼻がぐずぐずしているかの?
おそらく、ほとんどいないはずじゃ。
今、鼻をぐずぐずしている人がいれば、風邪の可能性の方が高いじゃろう。

これは、今の季節、鼻水の原因となるスギ花粉がほとんど飛んでいないから、症状が現れておらなくても当然なことじゃ。
では、今「症状がない人」は、花粉症ではないのじゃろうか?
おそらく、今年の春に花粉症の症状が見られた方ならば、来年の春も花粉症の症状が現れることになるじゃろう。
つまり、そうした人たちは、今も「花粉症」という疾患に罹ったまま、ということじゃ。
症状が見れらない段階になると、「治った」と考えることが多いかもしれん。
じゃが、今、杉花粉が何らかの理由でいきなり飛散をはじめれば、そうした方には、花粉症の症状がいつでも見られる、ということになるじゃろう。
これは、アトピー性皮膚炎も同様じゃ。
アトピー性皮膚炎の多くの方は、「症状が現れる原因」が生じない限り、症状が「現れない」状態で過ごすことができるじゃろう。花粉症で、杉花粉が飛散していない季節と同様の状態、ということじゃな。

花粉症とアトピー性皮膚炎の最大の違いを考えると、その症状が現れる原因が、花粉症の場合、ほとんどが「スギ花粉」に特定されるのに対して、アトピー性皮膚炎の場合には、原因そのものが多岐にわたる、ということじゃ。
直接、アレルゲンとして反応する食品やハウスダスト、ダニなどの他にも、「睡眠不足」「栄養の過不足」「運動不足」「ストレス」などの「生活習慣」そのものが、症状を誘発する原因になることがある。
さらに、皮膚の乾燥も原因の一つになるから、そういった点において、アトピー性皮膚炎は花粉症より「やっかいな点」が多いと言えるじゃろう。

最初の話に戻るが、一般的に言われる数百万人のアトピー性皮膚炎の患者数の中で、常に症状が出ている方と、「今、たまたま原因を抱えたことで症状が現れている方」の合計が数十万人ということになる。
残りは、いわば「アトピー予備軍」的な状況じゃな。

アトピー性皮膚炎は、「体の反応」じゃ。
反応する「原因」を作れば、炎症やかゆみが生じるし、「原因」を回避できていれば、「完治」、つまりかゆみや炎症がない状態を維持することができる。
そういった点において、「気がつかない原因」となりやすい、毎日の生活習慣に気をつけることは、とても大切なことじゃな。

                     
おまけ★★★★大田のつぶやき

これから、クリスマス、年末年始と多くのイベントが集中しますが、そうした中で、「健康」を維持するための生活をしっかり意識して過ごすようにしましょう。
「自分が望む生活」は、場合によって体に負荷を与え、健康面に影響を与える生活になりうることがわることを忘れると、そうした生活の積み重ねが、やがて反動の形で体に現れることがあります。
「楽しい年末年始」が過ごせるように生活を組み立てていくようにしましょう。