顔を叩くことと、癖をなおすこと(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                                
今日は、昨日の続きです。
顔を叩いていたAさんが、叩かなくて済んだ、というメールをいただいてから一週間後に再度送られてきたメールを紹介したいと思います。

                            
●一週間後に届いたAさんからのメール

こんにちは。
の方は、かれこれ一週間近く、顔をほとんど叩くことなく、そこそこ睡眠もとれて、体調も、まぁまぁ良好に過ごさせて頂くことができており感謝です。
やっぱり、顔を強く叩かないと、痒みのストレスを発散できず、交感神経が興奮したまま、眠れなくなるというのは、思い込みや脅迫観念みたいなものだったのだなぁと思いました。
絶対、叩かないと寝つけないと思って、ジレンマに苦しんできたのですが…。

でも、毛細血管の話を聞かせて頂き、よくよく考えてみたら、叩けば叩くほど、余計に痒みを増長させて、延々と痒みを長引かせ、更に交感神経を刺激して興奮させていたのだなぁと思いました。
そういえば、闘いを前にしたレスラー、柔道選手、アスリートの方など、気合いを入れる為か、顔をバチバチっと叩く光景をよく目にしていたなぁと思いまして。あれは、交感神経を興奮させ、自らを発奮させていたのかもしれません。
私は、毎夜、顔をバチバチ叩き、余計に交感神経を刺激して、寝つきを悪くし、毛細血管を刺激して、痒みを増長させていたのかと思ったら、長年、とんだ勘違いの思い込みに縛られていたのだなとやっと気がつけました。

このまま叩く癖が止められなかったら、白内障の手術も怖くて受けられないままだし、もうダメかもしれないと思いましたが、肩を叩いたり、ほぐしたり、首をさすったりしても、顔を叩きたいという衝動を肩代わりしてくれることがわかってきました。
でも、完全に叩かなくなった訳ではなく、少し、短く、つい、叩いてしまいますが…。孫の手を探したりして、トントンしたり、癖改善トレーニング中です。

アトピーの方は、今まで、かなり、調子悪くて酷かったのが嘘のように消えて、治っているので、そのしんどさを思えば、今は、ほんとに、ありがたいです。
もう、紫外線にやられて真っ赤になる心配もなくなり、怖がらなくても、外出できるようになりました。
ずっと、秋冬のような気候が年中、続いてくれたら、落ち着いて、良好に暮らせるのになぁと思います。北海道に、春夏だけ、移住したい位です。沖縄など、南国系は、私の体では、もちこたえられそうにないです。

来年の春夏が、また、どうなるか問題ですが、とりあえず、秋冬、調子よくなったからとて、また、はりきりすぎて、過労ぎみになり、どっかんと体調落ち込まないように、自分自身の体調をよく観察しながら、あまり、無理しないように、過ごしてゆきたいと思います。ありがとうございました。

                                        
一週間叩かずにいて、今は状態も良い、とのことですので、季節的な(過ごしやすい秋)要因が後押ししてくれている部分はあるにしろ、「叩く」ことが症状を悪化させる要因になっていた可能性はあるのでしょう。
特に、習慣化しているケースでは、「痒くから叩く」のではなく「叩くから痒くなる」といったことがあります。
これは、昔、別の方のケースであったのですが、その方は、顔がかゆいとき、紛らわすために「髪の毛」を抜いていました。
髪の毛を抜くことで、頭皮に痛みが生じるとなぜかかゆみが減ったそうです。
これは、「痛み」という感覚と「かゆみ」という感覚を比較すると、かゆみよりも痛みが伝わりやすいことから、と思いますが、そのうち、その方は髪の毛を抜くのが癖になってしまい、かゆくないときでも、イライラしたりすると髪の毛に手がいくようになりました。
1カ月おきに面談に来られていた方なのですが、そうした癖に悩んでいるとお聞きした次の月にこられたときには、下の方をのぞいて頭部のほとんどに毛がない状態になっていました。
かゆいから髪の毛を抜いていたが、そのうち癖で髪の毛を抜くと、それをきっかけにかゆみが連鎖的に始まり、しばらく顔を掻きむしるか、さらに髪の毛を抜くしかない、と訴えておられましたので、今回のAさんのように、他に気を紛らわすことを中心に、いろいろな対策を行っていただきました。
そうしたところ、翌月に来られた際には、髪の毛を抜くことはかなり減ったそうで、髪の毛も半分ぐらいは生え始めていました。

このように、症状に対する「悪化要因」が考えられる場合、それを排除することは大切ですが、排除するためには、「自分で意識して行う」ことが必要になることが多いといえます。
そして、なぜ行うことが必要なのかを「理解」できると、「実行」がしやすくなると言えるでしょう。

癖は、自分で作り出したものなら、同様に自分で解消することも可能です。
特に、その癖が自分にとって何らかのマイナス要因(今回の場合は、症状の悪化要因)につながっているのならば、「意識して」そして「努力して」、その解消を心がけることは大切でしょう。

                       
おまけ★★★★南のつぶやき

「症状が悪いから、何もできない」なのか「症状を良くするために、何かを行う」のかは、出発地点(お肌の状態)が同じ場合、その結果は、両者で大きく異なることが多いものです。
ただ、こうした「何かを行う」ことは、反復継続して続けなければならない分、それが億劫に感じて、「はじめる」ことそのものが難しいこともあるでしょう。
しかし、「悪循環」から「良い循環」に変換するには、何かのきっかけが必要になることも多いと言えます。
「きっかけ」が作れるよう、意識していくことも大切だと言えるでしょう。