ぶどうジュースに農薬が・・・

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                    
さて、アトピー性皮膚炎の発症要因、そして症状の悪化要因に、化学物質は深く関わっていますが、知らない間にその影響を受けることがあります。

                    
●「ぶどうジュースを飲んだあと意識障害に…」の怖い理由
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130913-00010003-jisin-soci

「ウーロン茶とぶどうジュースと梨を摂取したという22歳の女性は、来院した時点で呼吸困難と全身の筋肉の引きつりを起こし、歩行不能にまでなっていました。女性の尿からはネオニコチノイド系(以下、ネオニコ系)農薬の代謝産物が検出されましたが、茶と果物の摂取を禁止したところ、数日で改善したのです」
そう語るのは、この10年ほどで出荷量が2倍に増えたネオニコ系農薬研究の第一人者、平久美子先生(東京女子医科大学東医療センター麻酔科)。農薬の過剰使用が人体に与える影響について、警鐘を鳴らしている。
「現在、農薬のなかで主流になりつつあるのがネオニコ系です。果物から野菜まであらゆる農産物に使われますが、人間の神経細胞を攻撃して、主に脳と自律神経を狂わす大変な毒物。中毒を起こす患者も出ています」
ネオニコチノイド中毒は、頭痛や抑うつ、意識障害など中枢神経症状が多く見られるのが特徴。ほかにも、筋肉のけいれんや痛み、発熱、手足の冷え、腹痛に咳、また頻脈や極端に脈が遅いといった症状も。摂取量が多いほど、症状は重篤化していく。
ところがこのネオニコ系農薬、日本の残留基準値は、欧米に比べて異常に高いのだという。「日本の基準の甘さは驚くべきもの。お茶なんてEUの300倍も甘い」と平先生。体重25キロの子どもが、基準値の極限までネオニコ系農薬を使ったぶどうを1日500グラム食べれば、許容量オーバーだ。
「ごくごくと飲めてしまうジュースはさらに危険。ある児童には、ぶどうジュースを大量に飲んだあとに意識障害など中枢神経症状があらわれました。ところが、ぶどうジュースをやめた数日後にはケロッと治ってしまった。まだ研究段階ですが、最近、発達障害が増加傾向にあるのは、遺伝や生育環境と合わせて農薬の影響もあると疑われています」
その基準値の甘さの背景には、農薬開発時に臨床医がおらず、動物実験のデータだけで安全性を確認していた現状があるという。平先生らが人の尿からネオニコチノイドの代謝物を検出するまで、ネオニコ系農薬が人体に与える影響について、誰も調査を行わなかったのだ。
「私たちにできることは、まず大量摂取しやすいお茶や果物は一気に飲み食いしないこと。茶葉を使うものはできるだけ控えて、麦茶や水に替えるのもいいでしょう。そして、野菜や果物はできるだけ顔の見える生産者から買うこと。これがせめてもの対策です」

                                              
記事に出てくる「ネオニコチノイド」は、ミツバチの大量失踪現象「蜂群崩壊症候群(CCD)」の原因と考えられ、欧州ではすでに使用が禁止されている農薬です。
ネオニコチノイドを製造するメーカーでは、大量失踪現象「蜂群崩壊症候群(CCD)」との因果関係を否定していますが、その答えは、使用を続ける日本と、使用を禁止した欧州における今後のミツバチの動向により明らかになるのかもしれません。

ただ、ネオニコチノイドがミツバチに残留することは既に研究で明らかになっており、同様に果実に残留することで人体に影響を与えることがあるのであれば、やはり問題として考えておくべきでしょう。

化学物質は基本的に中毒症状の前駆段階では、アレルギー症状を引き起こすことが分かっています。
つまり微量であればアレルギー症状が、一定量を越えると中毒症状がみられるようになるわけですが、微量の場合、検出自体が難しく(そうした検査体制が整っていないため)、中毒症状が出ていなければ安心、というわけではありません。
特に、アトピー性皮膚炎に対しては、化学物質が持つ内分泌かく乱の働きが、免疫機能にも影響を与えるとされており、微量の化学物質の摂取が、症状に与える影響は真剣に考えていくべき問題の一つとも言えるでしょう。

                          
おまけ★★★★博士のつぶやき

こうした農薬など化学物質の影響については、食べ物などによる「摂取」を気にする人が多いようじゃ。
じゃが、ヒトが一日に摂取する化学物質のうち、消化器官から吸収される分、つまり食べ物や飲み物で摂取されるのは20%ほどにすぎん。
残りの80%は「呼気」により吸収されておる。
工業化社会、車社会の中で、「微量」の化学物質を呼気から摂取せざるをえない「環境」にある現在の社会は、アレルギーのリスクが知らぬ間に高まっておるのかもしれんの。