暑さとアトピー性皮膚炎の悪化の注意点(4)

今日は、今回の「暑さとアトピー性皮膚炎の悪化の注意点」の最後じゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                           
「入浴の対策」について考えていきたい。
5.入浴の対策

アトピー性皮膚炎の方で、その克服のために「入浴」を取り入れている方は多いじゃろう。
あとぴナビでも「温泉入浴」を中心とした「入浴」については、内分泌や自律神経の観点から重視しておるのじゃが、暑い時期の入浴は、他の季節とは違った注意が必要になる。

まず、冬場と違い、外気の湿度も低くなく、入浴後の「乾燥」は、目立たなくなることが多い。
これは、入浴後の汗が引ききる前に、気温が高いことによる汗をかき始めるからじゃが、入浴後、すぐに冷房の効いた部屋に移動する方の場合は別じゃ。

皮膚が乾燥しはじめる時間は、冬場よりは長くなるとはいえ、冷房の効いた部屋でいったん皮膚が乾燥し始めると、角質層の水分保持能力の低下状況は、冬場とあまり変わらなくなる。
入浴後に「どのような環境」で過ごすのかにはよるのじゃが、ある程度、皮膚の乾燥を感じる場合、冷房が効いた部屋で主に過ごす場合には、水分保持を行うための、保水と保湿のスキンケアは忘れないようにしたいところじゃ。

次に、入浴温度じゃ。
汗のかき方は、やはり寒い時期よりも、かき始めの時間も、かく量も夏場の方が多くなりやすい。
そのため、冬場は39度ぐらいで入浴していた方は、できるだけ38度に下げた方が良いじゃろう。
入浴により得られる「効果」は、アトピー性皮膚炎の場合で期待したいものとして、「自律神経」「内分泌機能」の正常化になる。
これらの効果を得るために大切なのは「血流を良くする」ことじゃ。
そうなると、体に非特異的な変調作用がもたらされるよう、できる限り、温泉の成分(含有化学成分の作用を得られるように)を追加して入浴することも意識した方が良いじゃろう。
入浴温度が高くて得られる効果は、「温熱効果」になるが、体の体温調整機能が強く働くようになると、外からの「温度」は受け入れまいとする体の機能が働くことになる。
したがって、高めの温度での入浴では「温熱効果」すらも得にくくなる。
ヒトの体内の深部温度は37~38度じゃから、「熱」を得るために必要な温度は「38度」でも大丈夫じゃ。

また、入浴時間じゃが、これは「体力」「体調」を十分に見ながら調節して欲しい。
少しでも夏バテの傾向がある場合、無理に長い時間入浴することは、夏バテを促進させ、体調悪化につながることで、逆にアトピー性皮膚炎に対してはマイナスとなる。
入浴をしっかり行うことも大切じゃが、体調によっては「お休み」することも大切な時期があることを忘れないようにして欲しい。

その他の工夫としては、マンションなどで、お風呂場に窓がない場合、浴室の温度は外気温の関係もあり、高くなりやすい。
そうした中では、体への負荷も大きいため、浴室のドアを開け、外から扇風機などで空気を循環させるなど、入浴を少しでも「快適」に行う工夫は大切じゃろう。
また、入浴の際には「半身浴」を基本とすることは忘れないようにして欲しい。
入浴により得られる「負荷」はプラスの面もあれば、マイナスの面もある。
できるだけプラスの面を多く受け、マイナスの面を少しでも小さくするような工夫は大切なことじゃ。

入浴療法を取り入れている方でも、夏場は、入浴を敬遠して、シャワーだけで過ごす方もおられるが、シャワーだけでは「入浴」によるマイナス点は受けなくても、プラス面も受けれないことになる。
適切な入浴を行うことは、夏冬関係なく、体の機能に良い影響を与えることもできるわけじゃから、上手な入浴を行って欲しいの。

                                         
おまけ★★★★南のつぶやき

温泉を使っている方で、夏場の日中の入浴は、冷温浴(温めずにそのままでの入浴。33~36度ぐらいが多い)で温泉を入れて、涼むように行っている方もいます。
この方法は、お肌にとってクールダウンにもつながり、夏場に行う入浴の工夫としては良い工夫でしょう。
どのような入浴法が良いのか悩んだら、お気軽に相談ダイヤルで相談してくださいね。

●アトピー相談ダイヤル
0120-866-933