健康な人が持つ役立つ細菌とは

東です。

 

 

 

 

 

                     
連日、ブログを担当します。

今日は、免疫系に関する記事を紹介したいと思います。
                   
                        
●過剰免疫抑制に役立つ細菌=健康な大人の腸内から発見 理研と東大
http://jp.wsj.com/article/JJ11986787806109163342317942220330531487093.html

健康な大人の腸内に多く生息する細菌群のうち、過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を増やす細菌が見つかった。理化学研究所の本田賢也チームリーダーや東京大の服部正平教授らが英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

過剰な免疫反応が原因で起きる炎症性腸疾患の患者の腸内では、この細菌が減っていることが便の分析で分かった。患者の腸内でこの細菌を増やし、制御性T細胞の働きを強めて免疫反応を抑制できれば、新たな治療・予防法になると期待される。

この細菌は「クロストリジウム属」の仲間。リンパ球の一種である制御性T細胞を増やす働きがある細菌は17種類特定され、このうち5種類が新菌種だった。今後は制御性T細胞を増やす仕組みの解明に取り組むという。
                 
                            
制御制T細胞の話は、以前、あとぴナビの特集でも取り上げましたが、免疫機能が関わるアトピー性皮膚炎の炎症に対しては、そこのコントロールが効くようになれば、かなり大きな解決法にはつながってくるでしょう。
腸内環境は、ヒトの免疫活動の実に7割を行っているため、腸内環境を「正常化」させることは、免疫機能を「正常化」させることに役立つことは確かだと思います。
今回の研究では、「健康な人に生息する細菌群」を調査しているのが、ポイントのように感じます。
もちろん、腸内環境は食生活習慣が異なる他人では、同一のものを形成することは難しいわけですが、それでも、良い働きを行う菌群が多くなってくることが健康の条件の一つと考えるなら、免疫の疾患に対して、こうした「健康の条件」の一つを与えることは良いと思います。

あとは、アトピー性皮膚炎自体が、免疫機能を直接の原因としない痒みの原因(皮膚機能の異常状態)も抱えていますので、「アトピー性皮膚炎の解決方法」ではなく、腸内に異常がある方の腸内環境を整える方法、と正しく情報が伝わっていくようにして欲しいところです。

                    
おまけ★★★★東のつぶやき

記事中に少し出てきた制御制T細胞の話は、下記でご覧ください。
専門用語も多く、少し難しい話ですが、今日の記事と関連付けると、今後、いろいろと情報も多くなってくるかもしれません。
            
                   
●制御性T細胞がかゆみを消す
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=66