暑さ対策、エアコンは上手に活用を

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                            
先週から、ずいぶん気温が上昇してきました。
アトピー性皮膚炎の方の中には、エアコンのマイナス点(体を冷やす、皮膚を乾燥させる)が気になって、エアコンを使わずに過ごす方もおられます。
しかし、気温が「上がり過ぎた」状態において、高温の中でそのまま過ごすことは、相応の「マイナス点」も出てきます。

熱中症などもそうですが、夜が眠りづらくなると、睡眠不足からアトピー性皮膚炎の症状に対しても、直接、悪化要因になることがあります。
また、汗を常にかくことで、汗の対処が上手くできていないと、それも悪化要因になることがあります。

では、エアコンをどんどん使えば良いのか、というと難しい問題です。
なぜなら、室内はエアコンで快適な室温に調整できても、台所、おトイレなど家の中でもエアコンが効かない場所はあるでしょうし、ちょっとした外出の際にも、感覚的な気温の差はかなり大きくなります。

外気温に対する体の調整機能は、基本的に自律神経が担っており、自律神経が大きく揺れ動きすぎる状態は、自律神経が関わる他の機能にも影響が出てきます。
アトピー性皮膚炎で考えると、免疫機能は自律神経と内分泌機能の影響下にありますので、自律神経の乱れは、免疫機能の乱れにつながることがあります。
また、エアコンを効きすぎた状態で過ごすと、通常、衣類は「夏の格好」で過ごしていると思いますから、夏であっても、体が「冷えた」状態になることがあります。

また、エアコンは室内の空気を循環させていますから、室内の異物(ハウスダストなど)を枚散らすこともあります。

そこで気をつけたいのは、エアコンを「上手に使う」ことです。

感覚的な個人差があると思いますが、基本的には、まず室温は衣類で調整した上で(薄着で)、汗が垂れてこない温度、具体的には28度ぐらいが良いでしょう。
扇風機を上手く併用できれば29~30度でも、過ごすことができるようです。
また、夜眠るときは、まず寝室のエアコンを就寝前3時間ぐらい、24度前後で強く冷やしておきます。そうすることで、「壁」の熱を取り、就寝時には28度以上でタイマーを3~4時間で併用すると、割と朝まで部屋の温度が上がりにくくなるようです。

これは一例ですが、このように、エアコンを上手に工夫して使うことで、暑い夏を体調やアトピー性皮膚炎の状態を落とさずに乗り越えやすくなるでしょう。
「暑さは我慢」というのも、限界があることを忘れないようにしましょう。

                                                
おまけ★★★★西のつぶやき

先日、高校野球で試合中に熱中症などの症状が出た複数の生徒を、監督が「何をしているのか・・・」とあきれたことで、その後、ネットなどで強い批判を受けたようだ。
これも、「暑さ」に対する「耐性」を、常に一定で考えていることに問題があるのだろう。
最近の異常気象は、一昔前と比べると1~2度以上、気温を上げている。
わずか1~2度と思うかもしれないが、体温が1~2度上がることが、どれぐらい大変なことにつながるかを考えれば、この1~2度の差が、体には大きな異常を引き起こすことがあることは知っておいた方が良いだろう。
昔は、「我慢が足りない」で済んだことでも、今は下手をすると命に関わることもあり、それは体がひ弱になったのではなく、外気温の上昇はそれぐらい体に影響を与える可能性がある、ということだ。