紫外線も適度に浴びましょう

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                           
これから気温も上がり、半袖などで露出部位も増えてきますが、アトピー性皮膚炎の方の場合、気になるのは紫外線でしょう。
UVケアをして出かける方は多いと思います。
「日光過敏症」の方など、紫外線を浴びることで炎症が生じやすい方の場合は特に、UVに対する注意が必要ですが、かといって、紫外線を「全く浴びない」ことも、体にとっては「マイナスの要素」があるようです。
                         
                   
●ブルーライトで体内時計を整えるって本当?〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130623-00000001-sasahi-life
                     
梅雨が明ければ夏本番。ギラギラと強烈な日差しが降り注ぐ。日光に含まれる紫外線は、肌の老化や皮膚がんなどを招く。そのため、絶対悪と見なされがちだが、実はそうとも言い切れない。
 
東京健康クリニック院長の斎藤糧三医師(加齢制御医学)によると、紫外線に当たった皮膚細胞内で生成される「ビタミンD」は、カルシウムを吸収して骨を作るために欠かせないもので、不足すると骨軟化症や骨粗鬆症、筋力低下のリスクが高まると指摘する。「魚脂や魚卵、きのこ類に多く含まれるが、食事だけで必要量を摂取するのはどうしても困難です」。
ビタミンD不足が考えられる人は、正しい日光浴でビタミンDを補おう。「静岡、名古屋、神戸などから北(北緯35~50度)に住んでいる人は、2~10月にかけ、太陽が真上に来る前後2時間に半そで半ズボンで15~20分程度の日光浴を週に2~3回が適当です」(斎藤医師)。
ただし、これはあくまでも日本人に多い肌質に基づいた目安だ。紫外線の感受性は人によって違い、赤くなったら浴びすぎなので時間を短くするなど工夫する。「肌が弱くて日に当たれない人や、ビタミンDの生成機能が鈍くなっている高齢者は、サプリメントで補いましょう。日光浴以外の時間はきちんと紫外線対策をしてください」(同)。
                        
ところで最近、妊婦や子どものビタミンD不足が問題になっている。大阪市立総合医療センターの依藤(よりふじ)亨医師(小児代謝・内分泌内科)によると、「冬季に胎内にいる初夏生まれの新生児は、夏季に胎内にいる秋生まれに比べて、ビタミンD欠乏症が高い頻度で起きてきます。さらに、ここ10年、季節を問わず新生児のビタミンD欠乏症が増えています」。
依藤医師によると、ビタミンD欠乏症は新生児の少なくとも2割に見られる。「妊婦がビタミンD不足だと、赤ちゃんの骨の生育が十分に行われません。食生活や生活習慣の変化が原因のひとつとして考えられています。妊娠中はシミができやすいので、過度の日焼けは控えたいですが、といって、まったく日に当たらないのも行きすぎです」。
                                 
ビタミンDの欠乏が改善されないと、その後に骨が変形・骨折しやすい「くる病」や、けいれんなどの発作を起こす「低カルシウム血症」の恐れが出てくる。これは、母乳育児の割合が増えたことも理由のひとつだと考えられている。
「母乳はとてもいいのですが、母乳だけでは赤ちゃんに必要なビタミンD量に達しません。アメリカやカナダでは、新生児用のビタミンDサプリメントが売られていて、母乳で育てる場合は必ず摂るように指導されている。でも日本では販売されていません。子どもの安全な日光浴についての研究結果はないので、成人より短い時間から始めて、日焼けしないように注意してあげましょう」(依藤医師)
このほかにも、太陽の恵みはたくさんある。「太陽光には、表皮にあるランゲルハンス細胞を通じて、全身の免疫機能を整える働きもあり、喘息やアトピーなどのアレルギー症状が落ち着く。近年、日本で増加している『乾癬(かんせん)』などの皮膚病治療には紫外線照射が用いられています」(順天堂大学浦安病院・皮膚科の須賀康教授)。
                             
寝苦しい熱帯夜の安眠にも一役買う。「日中の日差しに含まれる『ブルーライト』は体内時計を整え、不眠を改善します。高齢者はブルーライトに対する反応が鈍くなっており、若い人の3~4倍必要です。サングラスなどで紫外線をカットしながら、ブルーライトだけを取り入れる工夫を。ただし寝る前のブルーライトは不眠を招くので、画面からブルーライトを発するスマホやパソコン、テレビは、就寝の2時間前までにとどめるのが賢明です」(慶應義塾大学医学部・眼科の坪田一男教授)。
                
                         
実際、あとぴナビの会員の方でも、行楽にでかけて日焼けしたら、アトピー性皮膚炎の症状が良くなった、というケースは良く聞きます(とはいえ、日焼けによる症状の悪化も良く聞きますので、注意が必要です)
記事中にあるような、ランゲルハンス細胞を通して免疫機能を調整する働きが役に立つこともありますし、また、弱い感染症に罹っている場合には紫外線による「殺菌」効果も期待できるのかもしれません。

また、最近では記事中にあるように「ビタミンD」を摂取することで、症状が落ち着いた、という会員の方からの報告例もあるようです。
もちろん、ビタミンDが普段の食生活や行動(日にあたる、など)の中で不足している方の中の一部だと思いますが、いずれにしても、ビタミン、ミネラルは車でいうと「潤滑油」にあたり、体の機能をスムーズに動かすために必要な栄養素ですので、不足している場合には摂取を心がけることは大切でしょう。

とはいえ、記事の最後にあるように、日差しに含まれる「ブルーライト」は、体内時計を調整する働きもあれば、夜の睡眠を阻害する働きもあるように、どういった方にも有効、あるいはいつでも有効(時間帯や体調などにも関わってくる)ということではありませんから、不足していると感じた場合には、少しずつ意識してみると良いのではないでしょうか?

                                      
おまけ★★★★博士のつぶやき

アトピー性皮膚炎にもUVを利用した治療法はあるのじゃが、その有効性は決して高くはない。
じゃが、有効な人もおるわけじゃから、アトピー性皮膚炎の方が意識して欲しい治療、生活の内容とは「アトピー性皮膚炎に良いのか?」ではなく、「自分に良いのか?」ということで考えた方が良いかもしれんの。