SPF値とPA値について

中田です。

 

 

 

 

 

 

  
これからの季節、紫外線が気になる方も多いと思います。
UVケアのアイテムの指標としては、SPF、PAが一般的かと思いますが、その値の指し示す意味合いを知らない方も意外と多くおられます。

そこで今回は、SPF値、PA値とは、どのようなものかを解説してみましょう。
 
太陽光が地球に降り注ぐ場合、その中身は「赤外線」「可視光線」「紫外線」の3つに分類されます。一般的に、太陽光は赤外線が42%、可視光線が52%、紫外線が6%含まれていると言われていて、紫外線はさらにUV-A波(97%)、UV-B波(3%)に分類されます(他にUV-C波がありますが、地上にはほとんど到達しません)。
通常、ヒトの肌は、紫外線を浴び続けると、赤い斑点が現れます(炎症)。この斑点がつながっていくことで、俗にいう「日焼け」の状態になります。
 
・SPF値について
 
「SPF値」とは、Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略で、紫外線のUV-B波をどれくらい防御できるか、という指数になります(紫外線防御指数)。
一般的に「サンバーン」と呼ばれる日焼け防止の効果は、SPF値で現わされています。
このSPF値は、ヒトの肌、1平方センチメートルに2ミリグラム塗り、UV-B波によるこの赤い斑点(日焼け)が出現するのをどれくらい遅らせることができたのかを測定して、数値化します。
SPF値は1あたり20分間、日焼けを遅らせられる数値とされていますので、仮に、SPF値が10ならば、20分間×10=200分(約3時間)、SPF値が30ならば20分間×30=600分(約10時間)、日焼けを遅らせられる、という目安となります。
注意点は、「日焼けを遅らせる」だけで「日焼けしない」ではない、ということ、またSPF値の測定は1平方センチメートルあたり2ミリグラムで行っているため、実際のお肌に塗った場合、白うきしないよう伸ばすことで、これよりも少なくなっていることが多いこと、さらに、日焼けするような環境化は気温も高く、汗などで時間の経過とともに流れてしまうこともあり、実際には、目安の時間よりも短い、と考えた方が良いでしょう。
 
 
・PA値について
 
「PA値」とは、Protection Grade of UVA(プロテクション グレイド オブ UVA)の略で紫外線のUV-A波をどらくらい防御できるか、という指数になります(UV-A防御指数)
SPFとPAの違いは、SPFが肌が赤くなる原因のを防ぐのに対して、PAは皮膚の黒化が起こる原因を防ぐところにあります。
PAは、日本化粧品工業連合会という、化粧品を製造している会社が集まった連合会が定めた自主規格ですが、昨年までは3段階(PA+~PA+++)の表記だったのが、今年から4段階の表記が可能になりました。
規格上は、

PA+  → PFA2以上4未満
PA++ → PFA4以上8未満
PA+++ → PFA8以上16未満
PA++++ → PFA16以上

という表記になります。
なお、UV-A波は直接、日焼け(サンバーン)とは関係なく、PA値のみ表記することは、日焼け防止としては意味がないため、PA値を表記する際には必ずSPF値を表記することが義務付けられています(SPF値のみ表記する、逆の表記は許されています)。

日常生活行動を考えると、連続して直射日光に当たり続けることは、屋外での仕事を行っていない限り、イベントやレジャーなど、かなり稀な状況と言えます。
買い物に行く、職場に行く、学校に行く、といった普段の生活においては、ほとんどが室内において行動することになります。
そういった点を踏まえると、SPF値が高い=お肌の負担になりやすい成分も多い、ということですので、せいぜい30前後のものを使えば、約600分、10時間は持つことになりますから、朝家を出て、学校や会社から帰宅する時間を考えれば十分だということが分かります。

UVケアは、基本的に「紫外線に対する防御」ですから、紫外線の影響を受けない「夜の時間」そして、紫外線の影響が少ない室内にいる時間は、そのケアが必要不可欠ではありません。
TVコマーシャルなどで、「SPF値50」「PA++++」といった最高値のレベルのものを宣伝文句に使っているアイテムは、魅力的に見えるかもしれませんが、実際にはオーバースペックであることを考えると、高すぎるUVケアアイテムは、お肌にダメージのあるアトピー性皮膚炎の方は避けた方が良いことも多いと思いますので、注意するようにしましょう。

    
おまけ★★★★大田のつぶやき

UVケアは、オゾン層などの問題などから、紫外線が多くなってきている今の時代、夏だけではなく、本当は冬も気を付けた方が良いと言えます。
特に、紫外線により、すぐに皮膚が赤くなりやすい方は、普段のケアにUVケアをプラスするように注意すると良いでしょう。