【Q&A】生活を変えないでアトピーを治す方法は?(1)

今日は、5/7の記事のおまけに対する質問を、メールでいただいたので、それにお答えしたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   
●Dさんからのメール

今日のブログのおまけを見て博士に質問です。
私は自分のアトピーの原因が、不規則な勤務体系の仕事にあるようには感じています。
特に夜勤が数日続くと、とたんに症状が悪化しますから、睡眠の取り方が関わっているのは確かだと思います。
でも、今、仕事を止めることは生活を営む上でできません。
今は病院で処方されたステロイド剤とプロトピック軟膏を使って、なんとか仕事が続けていけていますが、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、少しずつ悪い方向に向かっているように感じて心配です。
こうした場合、どのようにしてアトピーを治していく方向性を探っていけば良いのでしょうか?

 
Dさん、こんにちは。
Dさんのように、自分でアトピーの原因と思われるものが分かっていながら、生活していく上で、どうしてもその改善ができない、という人は多いのではないじゃろうか?

この問題は実に難しい問題じゃ。

といようりも、問題の解決法自体は、事実上、明示されているわけじゃが(Dさんの場合、睡眠が規則的に取れる仕事に代わる、など)、その解決法を「選択する」ということこそが難しい、ということじゃろう。

アトピー性皮膚炎の主な症状である「痒み」とは、実は自らが作り出しておるものじゃ。
「痛み」「熱」「だるさ」など、異常状態に陥った際に自覚できる「症状」の一部と言えるじゃろう。

例えば、Dさんの例を、アトピー性皮膚炎ではなく「インフルエンザ」に置き換えてみるとどうじゃろうか?

不規則な勤務体系が続いて体調を崩している中でインフルエンザに罹ってしまった、でも生活を営む上で、仕事を休むことはできないから、勤務を無理やり続ける、ということになるかというと、そうではなく、やはり「休む」ことになるじゃろう。
というか、インフルエンザが本格的に悪化した場合、日常生活行動は不能になることも考えられるから「休まざるを得ない」というのが実情じゃろう。

ただ、アトピー性皮膚炎とインフルエンザの違いは、「回復までの期間」という部分にあるのではないじゃろうか?
一般的に、インフルエンザにかかった人が1年以上、インフルエンザにかかったまま、ということはない。
もちろん、悪化して生命に危険が及んでしまった、ということはあるじゃろうが、「回復する」という前提で考えると、回復までにかかる期間は普通は長くても「週単位」じゃろう。

したがって、インフルエンザでの仕事を休むのであれば、「休む期間」そのものは許容されるじゃろう。特に、インフルエンザの場合、周囲への感染の拡大を防ぐために、「休む」ことは社会的な認知を得られておる状況と言える。
一般的な季節性インフルエンザでなく、新型インフルエンザであれば、法的な整備もできたしの。

じゃが、アトピー性皮膚炎の場合、回復までの期間は、最低でも「月単位」になることが多い。
そして、「痒み」という症状は、「休む」ことが「生命維持」に必要になるわけでもないから、「休む」ということは本人の自主的な「行動」によってなされると考えてよいじゃろう。
そうした場合、社会的に「休む」ことが「絶対必要条件」という認知はなされておらんため(インフルエンザの場合には、事実上、認知されておる状態と言える)、月単位で休むことが「職を失う」とういことにもつながる可能性は、今の日本の社会においては出てきてしまう。

そのため、Dさんのように、生活を営む上では仕事を休めない、という状況になり、「仕事を休めない」という前提から、考えていかなければならない、ということになる。

では、Dさんの場合、どうしていけば良いのじゃろうか?
長くなるので続きは明日じゃ。

   
おまけ★★★★大田のつぶやき

こういった「今の生活を維持しながら」治療を行っていきたい方は多いと思います。
新居を購入して引っ越したら、建材から出る化学物質で症状が急激に悪化した、といったケースの場合、ではすぐに購入した新居を売却して他に引っ越せるかというと、難しいでしょう。
もちろん、一時的に引っ越し先を見つけて、化学物質が減るような方法を採用することもできますが、その際には、引っ越し先の賃貸費用、化学物質を除去するための費用を負担しなければなりません。
いずれにしろ、費用面、生活面、あるいは自分の症状面など、何らかのリスクを想定しながら、そして、どのリスクなら受け入れることができるのかを考えていくことは、あとあと後悔しないためにも必要なのかもしれません。