【Q&A】ステロイド剤はいつまで蓄積するのか?(3)

今日も昨日の続きじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  
今回が、今回のQ&Aのまとめを兼ねた最後じゃ。

Hさんのケースをどのように考え、そしてどのような対策を行うと良いのかについて、考えていきたいと思う。

まず、Hさんの症状の経過が分からんので何とも言えないのじゃが、いったん健常な肌の状態に戻っていたのであれば今回は、最初に述べたように一つ目の「新たなアトピー性皮膚炎」という部分を考えた方が良いかもしれん。
もし、脱ステはできたが、肌自体のダメージはある程度、残って継続したのであれば(薬剤を使用しなくてもある程度症状はコントロールできる状態だったが、皮膚のダメージは残っており、肥厚、強い乾燥、季節の変わり目に症状が見られやすい、など)、何らかの悪化要因により、症状が悪化した、特にそこに感染症が加わることでリバウンドのような体液の流出などが生じた、ということもあるかもしれん。

このように、脱ステ後のお肌の状態が、どのように推移していたかで、現在、現れたアトピー性皮膚炎の症状を、「新たな発症」なのか「続いていたアトピー性皮膚炎の悪化」なのかで、分けて考えた方が良いじゃろう。
そして、ではこれから必要なことは、ということを考えると、最近の生活の中で「発症要因」「悪化要因」がなかったのかを一度、探ってみると良いかもしれん。

仕事で寝不足が続いていた、外食が多くなっていた、運動が全くできていない、ストレスが多くなっていた、職場環境が化学物質の影響が強くなっていた、喫煙を始めた、お酒の量が増えた、失恋した、疲れがたまっていた、新築の家に引っ越した(化学物質の影響がある場合)、など、いろいろなことが考えられる。
あるいは、今年の春は、例年よりも気温の変動が大きいため、そういった季節な要因が悪化要因になったこともあるかもしれん。

もし、心当たりがあれば、まずはそういった生活内容、あるいは生活環境を以前の良かった状態のときに戻す、あるいは今の生活状況がそれができないものとなっていた場合には、生活の中で「プラス」の要因を作る(マイナス要因を打ち消せるように)、などを考えていく方が良いじゃろう。

なお、万一、ステロイド剤がいまだに皮膚に蓄積されていた、と仮定して、その排出をうながすためにはどうすれば、良いのか、ということを考えてみると、皮脂は汗とともに出るから、「汗をかく」行動をとるようにしてみると良いじゃろう。
ただ、注意点としては、汗をかくこと自体は、その処理が上手くできないと、それ自体が症状の悪化要因になることがある。
また、入浴で汗をかく、というような場合には、その後の皮膚の乾燥に対するケア、ということも注意が必要になるじゃろう。

ということで、まとめじゃが、Hさんの場合、10年という期間を考えた場合、ステロイド剤が残っていた可能性はかなり低いと考えられ、残留していたことによる影響を考えるよりも、アトピー性皮膚炎そのものの発症要因、悪化要因について、見直してみた方が良いと思うの。

Hさんのいち早い回復を祈っておる。

   
おまけ★★★★南のつぶやき

博士が書いているように、悪化する要因は個々に異なります。
自分に合わせた原因を探っていいきたい場合なども、お気軽に相談ダイヤルにお問い合わせくださいね。

  

●アトピー相談ダイヤル
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