2匹以上のペット?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

  
幼いころにペットを飼っている環境にいると、アレルギーが出にくくなる、という報告はいくつか出ていますが、同じような記事が先日、Webにありましたので、紹介したいと思います。

  
●家に2匹以上のペットがいるとアレルギーなりにくいとの報告
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130421-00000021-pseven-life

西川文二氏は、1957年生まれ。主宰するCan! Do! Pet Dog Schoolで科学的な理論に基づく犬のしつけを指導している。その西川氏が、ペットとアレルギーについての意外なデータを紹介する。
 
* * *

どうなんでしょう? 花粉のピークはもうすぎたんですかね。私めは、花粉症ではないもんで、何ともわかりませんが。
花粉症はアレルギーの一種ってことで、今回はアレルギーとペットのお話をば。あ、それもですね、アレルギーにペットは禁物っていう、よくある話じゃなくて、その逆。ペットを飼うと、アレルギー予防になるって話。
「ぜんそくほかアレルギー性鼻炎や花粉症の予防にもペットが有効」。こんな発表を英ウォリック大学のマクニコラス博士が、10年以上前にしてる。
5年ほど前には、オーストリアの大学などの研究チームが、家畜小屋に出入りしてる子どもがアレルギーになりにくく、調査の結果、それはエンドトキシンなる物質の影響ってことを報告してる。
エンドトキシンってのは、大腸菌などの細菌を被ってて、細菌が死んだ後に遊離される物質。家畜の糞に含まれてるから、家畜小屋にはそれが、わんさか浮遊してる。
人間、生まれてしばらくは免疫機能が未発達で、igE型抗体にも細菌型抗体にもなりうる未成熟な免疫細胞を多く持ってるんだと。
 ?
で、この細菌の抜け殻のようなエンドトキシンの多い環境に育つと、細菌型抗体を多く持ち、相対的にigE型抗体が少ない、すなわちアレルギーになりにくい体になる、ってことらしい。
家の中に、猫や犬など2匹以上の動物がいると喘息やアレルギーになりにくい、なんて報告もある。
犬も猫も、ウォシュ○ットを使うわけでも、毎日風呂に入るわけでもない。飼ってる家は、そうでない家の中よりも、エンドトキシンの量は当然多いはずですからね。
えっ、私めが花粉症でないのは、エンドトキシンの多い、すなわち不衛生な環境で育ったからだろって? あらま、そうきたか。そういう見方もできるわな、確かに。
   

2匹以上、という根拠がどこにあるのかが分かりませんし、この2匹が同じ種類のペットなのか、違う種類のペット、という意味なのかも不明ですが、エンドトキシンに関する論文は確かにいくつかあるようです。
また、このペットを飼うことでアレルギーが減る、という傾向がみられるのは、あくまで乳幼児の場合、という報告もありますから、どのようなタイミングでも、ペットを飼えば良い、というものではないでしょう。

ポイントは「菌」の部分だと思います。

一般的に先進諸国でアトピー性皮膚炎の患者率は高く、そうでない発展途上国は低い、という傾向がありますが、ここで関係してくるのが「公衆衛生」だと言われています。
つまり、上下水道など公衆衛生が発達した先進諸国では、「菌との共存」よりも「菌の排除」の環境が強くなることで、免疫機能に影響がみられる、という考え方です。
もちろん、こうした生活環境内の「菌」には、有害な菌も含まれますので、有害な菌を排除するための生活環境が誤っている、ということではありません。
ただ、有害な菌だけ排除した環境を作るのは難しく、そうした環境ではどうしても「有益な菌」も排除してしまうことになります。

ヒトの腸内環境も「菌のバランス」が大切である、と言われていますが、これは生活する社会環境そのものにも当てはまる、ということでしょう。

  
おまけ★★★★東のつぶやき

今の世の中には、「抗菌グッズ」がいろいろとあふれています。
中には抗菌の力が弱い、あるいは認められないものもあるようですが、今回のように「菌との共生」も大切な要因と考えていくならば、こうした「抗菌グッズ」も、「効果があれば菌との共生のバランスを乱す」、「効果がなければ抗菌グッズとしての意味がない」ということになると指摘する先生もいるようです。
いずれにしても、「清潔な環境」が「健康」と必ずしもイコールにはならない、ということなのでしょう。