春先の症状悪化につながらないための注意事項(3)

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

  

 

 
今日は、最後の「ストレスの対策」を中心に見ていきましょう。

 
5.ストレスの対策

「5月病」という言葉は、誰しも聞いたことがあるのではないでしょうか?
春は、こうした心因性の影響が見られやすい時期とも言えます。
これは、主に、季節の変わり目による体調の変調による内分泌機能への影響や、生活環境(進学、就職、進級、転居など)の変化による体調の変調が関係していると言われていますが、心因性のマイナス要因は、アトピー性皮膚炎の症状に対しても、悪化要因につながります。
なぜなら、アトピー性皮膚炎の症状を自ら「コントロール」するホルモンは、免疫を抑制することができる副腎皮質ホルモンですが、この副腎皮質ホルモンの免疫を抑制する働きは「薬理作用」と呼ばれる作用で、本来の働きは「糖質代謝」と「抗ストレス」の「生理作用」がメインになります。
つまり、ストレスが多くなると、体内で作られた副腎皮質ホルモンは、炎症をコントロールする前に、「ストレス」への対応として先に使われることで、炎症のコントロールができにくくなりやすいと考えられています。

対策は、というと、ストレスになっている「原因」そのものが、個人ごとに異なるので、難しところですが、自分でこうしたストレスを「自覚」している場合には、日常生活内の行動で、その解消が図れるように気を付けた方が良いでしょう。
春の対策としてメインとなる5つの項目を考えてみましたが、春先の悪化要因はこの他にもいろいろあります。
例えば、転居した人の場合、転居先が新築だったり、ハウスクリーニングを行っていると、化学物質の影響を受けることがあります。
こうした化学物質は、毎日の生活空間である場合、その影響は積み重なっていく恐れがあります。
実際、引っ越した後で症状が悪くなった、というケースは良く目にしますが、そのほとんどは、室内の化学物質が影響していると考えられる状況です。

  
こまかな部分で見ると、その他、進学や就職で「通学」「通勤」方法が変化することで受ける影響もあります。
これまで、歩いて通っていたのが、交通機関を利用するようになり、歩く「距離」が短くなれば、一日の代謝量が減り、これは長い目で見れば、自律神経や内分泌系にも影響がみられることになります。
「メタボリック症候群」などは良い例でしょう。
また、帰宅時間も変化すれば、睡眠などへの影響も考えておく必要が出てきます。

このように、春先には、いろいろな「落とし穴」が潜んでいます。
ただ、いずれも「事前に意識しておく」ことで、対策することは可能です。
自分が陥る可能性がある「リスク」がもし分かれば、早め早めに、何らかの対策を行って、それぞれの悪化要因を軽減できるように気を付けてくださいね。

  
おまけ★★★★東のつぶやき

今日の南さんが書かれていたストレスなどに対する記事も以前、取材してありますので、興味のある方は、ご覧ください。

●春対策で悪化をストップ
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=13