就寝時の暖房器具

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 
先月、会員の方から寝るときの電気毛布について質問がありました。

内容は、今年は体が冷えているように感じることが多く、寝るときに電気毛布(敷布)を利用しているのだが、朝の目覚めが悪くなっているように感じるが、このままでよいのでしょうか?というものでした。

特にこの方の場合、電気毛布を使って寝るようになってから、症状も悪くなっているため相談をしてこられました。

ヒトの就寝時、体温は低下傾向になります。
これは、活動によるエネルギーの消費がなく、また代謝も低下していることなどが関係していますが、つまり就寝時に体にとって「大きな熱」は必要ない、ということが言えます。
電気毛布などを利用すると、就寝時にも外部からの熱を受けることになり、さらに布団を重ねてきている場合には、熱がこもり体温を逃がしづらくなります。
もちろん、外気温が低ければ、一定の熱を保つことは必要ですが、外気が入りこまない室内においては、一定以上の熱量を体に受けることは、睡眠のときに行うべき「活動」が低下することがあります。

睡眠とは、前日の疲労を回復させ、翌日の活動のための内分泌を得るなど、ヒトが活動を行うための「回復と準備」という役割があるのですが、寝ながら代謝活動を上げていると、この疲労からの回復が十分でなく、就寝時にけだるさを感じることがあります。

相談された会員の方は、電気毛布全体が暖かくなるように設定して使っていましたので、とりあえず、足元だけ暖かくなるように設定をかえてもらいました。
また、タイマーを使って、就寝後、しばらくしてから電源が切れるようにして、長時間の使用を控えてもらったところ、先日、お電話いただいたときに、起床時の不快感はなくなって、アトピー性皮膚炎の症状も少し落ち着いてきた、ということでした。

冬場の暖房器具は、不可欠な地域の方もおられると思いますが、布団や普通の毛布をしっかりかけていると、元々の体温で、布団の密閉された空間は保温されますので、必要以上の「暖房」は、気を付けた方が良いかもしれません。

特に、起床時に体のけだるさを感じるような場合、睡眠時に必要な「回復と準備」が妨げられていることがありますので、思い当たる人は注意するようにしましょう。

  
おまけ★★★★南のつぶやき

暖房器具を使うと、お布団に入ったあとは心地よく感じることが多いと思います。
特に寒い時期はなおさらでしょう。
でも、こういった電気器具による暖房は、必要以上の熱を体が受けることによるマイナスの影響も心配されますので、温度を低めに設定する、足元だけ温める、タイマーを使って一晩中使わないように気を付ける、など注意して使うようにしましょう。