起床とアトピーの関係

大田です。

 

 

 

 

 

 

 
最近は、寒い日が続いていますので、朝、お布団から出られない、という方も多いのではないでしょうか?
また、アトピー性皮膚炎の方の場合、夜の痒みが強くて眠りについたのが遅く、朝が起きれない、という状況にある方や、あるいはリバウンド中で夜が全く眠れず昼夜逆転した状況の方もおられるかもしれません。

こういった、「朝が起きられない」という状況は、アトピー性皮膚炎を克服していく上では、大きな「足枷」になることがあります。

まず、その足枷の一つ目は、乱れた状況にある内分泌の回復が遅れる、ということにあります。
アトピー性皮膚炎にとって深く関わる副腎皮質ホルモンは、朝の4時~7時に多く作られることが分かっていますが、これには、その前に一定時間の睡眠が必要に
なります。
同様に、皮膚の傷やダメージの状態を回復させる成長ホルモンも、夜の睡眠時に作られることが分かっています。

当然、「朝が起きられない」という一番の要因は、夜、眠られない状況の部分にありますから、夜が眠れない=内分泌機能が低下した状態にある、ということにつながってきます。

二つ目は、体内時計など日内変動のリズムのリセットが行えない、ということがあります。
一日の長さは24時間あるのに対し、ヒトの体内時計は25時間近いリズムになっているといわれており、毎日、体内時計を24時間に調整しているのが、「朝日を浴びること」にあることが実験などによって分かっています。
体内時計は、内分泌だけでなく自律神経にも深く関わっており、体内時計の乱れは、免疫機能を事実上支配している内分泌と自律神経のリズムを乱すことにつながる恐れがある、ということです。

朝、しっかり起きて、朝日を浴びる、というリズムの構築は、こうした体内のリズムなど
からも大切であることを覚えておきましょう。

なお、「朝日を浴びる」というのは、直接・関節を問わず、太陽光を浴びる、ということですので、曇りの状況であっても構いません。要は、カーテンを開けて自然光を取り入れる、ということで良いでしょう。

 
おまけ★★★★大田のつぶやき

この「起床」の状況は、アトピー性皮膚炎の「悪化要因」、つまり症状に対する要因よりも、アトピー性皮膚炎と言う疾患そのものの「原因」に関わることが多いと考えられます。
したがって、アトピー性皮膚炎を克服していく中では、「朝、起きる」ということは必須状況の一つとも言えます。
もちろん、さまざまな状況により朝が起きれない、ということがあるかもしれませんが、「朝、起きる」ことができない状況のまま、アトピー性皮膚炎を克服することが難しいことは知っておいて欲しいと思います。