ファストフードとアトピー

東です。

 

 

 

 

 

 

 
アトピー性皮膚炎は、食生活の内容とも関係していますが、興味深い海外の研究結果がWebに出ていました。

 
●ぜんそくや皮膚炎はファストフードと関係? 英調査
http://www.cnn.co.jp/world/35026885.html?tag=top;subStory

英大学病院のハイウェル・ウィリアムズ氏らの研究チームは14日、英医学誌に、ファストフードをよく食べる子どもはぜんそくや皮膚炎、花粉症を発症するリスクが高まる可能性があるとの研究結果を発表した。

研究チームは小児ぜんそくとアレルギーに関する国際調査を実施。世界51カ国の13~14歳の子ども約30万人と、31カ国で6~7歳の子どもを持つ保護者約18万人を対象に、ぜんそくと皮膚炎、花粉症の症状の有無と、日常の食生活について尋ねた。

ウィリアムズ氏によると、この調査の結果、重度のぜんそく、花粉症、皮膚炎と特定の食品との間に、明らかな相関関係があることが分かったという。

具体的には、果物の週3回以上の摂取と重度のぜんそくの予防効果に相関があることが判明。一方、週3回以上のファストフードの摂取は、重度のぜんそくや花粉症、皮膚炎のリスク増と相関があることが分かった。年齢や性別による差は見られなかったという。

ウィリアムズ氏は「この研究は相関を示したものであって、必ずしも食品とアレルギーとの因果関係を意味するものではない」「我々が調査対象としなかった行動に関連した要因などが絡んでいる可能性もある」と指摘する。

同氏は子どもを持つ親に対して、ファストフードをやめる必要はないものの、「アレルギーを持つ子どもは、果物を豊富に取り入れたバランスの良い食生活を心がけ、ファストフードを食べる回数は週1~2回程度に減らした方がいいかもしれない」とアドバイスしている。

ファストフードの消費量は世界中で増えており、今後の研究で、もしファストフードの大量摂取が実際にアレルギーの原因になることが証明された場合、公衆衛生上の大きな影響を及ぼす可能性もあると研究チームは述べている。

 
記事にあるように、今回の研究は、特定の食品との相関関係を示しただけであり、その他の生活行動要因をクロスして考えてはいませんので、ファストフードがアトピー性皮膚炎など、アレルギーの原因とは言いきれません。
しかし、ファストフードと肥満への影響については研究が進んでおり、何らかの生体への影響をファストフードがもたらすことは確かでしょう。

アレルギーで考えてみると、脂質が多くなる、という栄養バランスの偏りが気になります。
一般的に、アトピー性皮膚炎患者の場合、洋食傾向だった食事内容を和食にすることで、症状が軽減する傾向はみられますから(但し、全員に、というわけではありません)、洋食と和食の大きな違いは、脂質の割合も一つの要因ですので、体内での酸化の問題や、脂肪との関係からも、何らかの影響がそこにあるのかもしれません。

いずれにしろ、アトピー性皮膚炎に対しては、発症要因なのか悪化要因なのか、その要因の元となる原因までは特定できないにしろ、何らかの「悪影響を及ぼす恐れがある」可能性は高いことからも、ファストフードが食生活の中で比率が多い方は注意が必要でしょう。

  
おまけ★★★★南のつぶやき

記事の中には、果物を摂取すると喘息の予防効果に相関関係がみられる、とありますが、アトピー性皮膚炎の場合、果物の内容にも関わってくるようです。
ただ果物の多くは、ビタミン、ミネラル類を多く含んでいますので、過剰摂取にならないように気を付ければ、食事の中での栄養バランスを補うには役立つようです。
「食」は体を作る基本でもありますから、注意するようにしたいですね。