アトピー改善に「生活」が大切なワケ

今年も残り1カ月と少しになってきた。

 

 

 

 これから本格的に乾燥する時期になるから、肌の乾燥対策のスキンケアはもちろん大切じゃが、12月~1月は、年末年始のいろいろなイベントなどもあり、外出する機会も増えるのではないじゃろうか?
今年は、RSウィルスとマイコプラズマ肺炎が大流行しておるが、例年、これらの感染症の流行のピークは12月~1月と言われておるので、来月、相当な流行がみられるおそれもある。
外出の際には、マスクをするなど、物理的な対策はしっかり行っておきたいものじゃ。

さて、あとぴナビでは、アトピー性皮膚炎の克服には、「生活」と「生活環境」の改善が重要であると考えておる。
どうしても、ステロイド剤などによる症状の治療を行っておると、特にその治療で症状が落ち着いているときには、なかなか生活面の改善に目が行きづらい状況にある。
そこで、なぜアトピー性皮膚炎の克服に生活の改善が必要なのかを、述べておきたい。

アトピー性皮膚炎の主な原因を考えてみると、「免疫機能の異常状態」「皮膚機能の異常状態」の二つに大別できる。
後者は、角質層の乾燥による痒みの神経線維が関わっておるので、上手なスキンケアで、ある程度、緩和させることは可能じゃ。
いわゆる外部からのケアで対応ができる要因と言えるじゃろう。

しかし、前者の「免疫機能の異常状態」については、外部からの手助けではなく、自分が行う「行動」の中で改善することが必要になってくる。
つまり、「他力本願」ではなく「自力本願」の考え方が必要、ということじゃ。

では、なぜ免疫機能の異常状態は、「自分が行動で治していく」必要があるのじゃろうか?

その理由は、免疫機能に強い影響を与えているのが「自律神経」と「内分泌」だからじゃ。
免疫機能に限ったことではないが、体の各機能は何らかの「指令」を受けて働いておる。
例えば、心臓を動かしておるのは自律神経の働きがあるからじゃし、食べ物を食べた時に胃液が出るのは内分泌の指令が関わっておる。
自律神経とは神経線維を通して指令を伝え、内分泌は血液を通して指令を伝えておる。

分かりやすいイメージで表現すると、自律神経は「電話」、内分泌は「郵便」といった感じじゃろうかの?
もちろん内分泌が「郵便」のイメージとはいっても、その速度は血液が全身を一周する速度に近いわけじゃから、ほぼ一瞬で情報は伝えられておると考えて良いじゃろう。

そして、この「指令」を伝える自律神経と内分泌に影響を与えておるのが、各自が毎日行っている生活行動なのじゃ。

睡眠、食事、運動といった行動習慣は大なり小なりの影響を、それらに与えておる。
つまり、これらの生活習慣が乱れた状態になれば、自律神経機能、内分泌機能は低下した状態となり、自律神経や内分泌が乱れれば、その影響を受けている免疫機能も異常をきたす恐れが出てくるといるじゃろう。

当然、毎日行っている生活行動は、他人が代わりに行ってくれる、あるいは薬剤などがその代用を行ってくれるものではない。
睡眠は「寝る」ことが必要じゃし、運動は「体を動かす」ことが必要じゃ。

だからこそ、アトピー性皮膚炎を克服していく上では、「自分で」そういった自律神経や内分泌機能を良い状態に保てる「生活行動」を構築していくことが大切になるのじゃ。

仕事が忙しいから、勉強が忙しいから、夜寝るのが遅くなる、運動する時間が取れない、時間がないから食事はインスタントで・・・・生活していく上で、本人とっては確かに「必要な」状況なのかもしれん。
じゃが、「健康」は本人の「理由」に構って良い状態を維持してくれることはない。
あくまで、その時々の生活の状況に合わせて健康状態は「変化」しておると言えよう。

生活面を変えることは、簡単なようで実はかなり難しいこととも言える。
なんせ「習慣」になっておることも多いからの。
じゃが、体にとって「良い習慣」を与えることが、アトピー性皮膚炎を解決していく上では重要であることを意識して欲しいと思うの。

  
おまけ★★★★南のつぶやき

便利な社会は、健康な社会と、ある意味で反する面は多いのかもしれません。
多くの文明の利器と呼ばれるものは「●●の代わり」というところから生み出されています。
でも、ヒトも「動物」である以上、日常生活行動の中で「作られる」ものがあり、それが健康には重要な要因となっているということでしょう。