季節の変わり目、感染症に注意

東です。

 

 

 

 

 

 

 
今年も何度かブログで、さまざまな感染症が増加の傾向にあることを述べました。
そして以前も一度、取り上げた、RSウィルスによる感染症ですが、冬を前に増加している、という記事がありました。

 
●RSウイルス感染症、冬期のピークを前に過去最多件数に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121022-00000040-rbb-sci

乳幼児の肺炎の原因ともなる「RSウイルス感染症」が7月以降増加しており、10月1日~10月7日の報告数が発生動向調査を開始して以来最多の5,007件にのぼることが10月19日、国立感染症研究所の調べにより明らかになった。都道府県別の報告数をみると、東京都がもっとも多く548件だった。
 
RSウイルス感染症は冬期を中心に流行する感染症であり、例年12月か翌年の1月にそのピークを迎えている。しかし、2011年、2012年と2年連続して7月頃から増加傾向がみられている。2012年7月9日以降は、ほとんどの週で前週よりも増加がみられており、8月27日~9月2日の週以降は急激に増加している。
 
10月1日~10月7日の報告数は5,007件で、2003年にRSウイルス感染症の発生動向が開始されて以降、これまで最多の2010年1月の報告数を上回った。都道府県別の報告数をみると、東京都(548)、福岡県(476)、大阪府(362)、埼玉県(220)、山口県(162)、群馬県(155)、愛知県(155)、宮崎県(148)の順に多い。29の道府県で前週の報告数よりも増加がみられている
 
7月9日以降の13週間では、累積報告数27,378件中、0歳が36.0%(0~5か月13.9%、6~11か月22.1%)、1歳が38.2%、2歳が15.0%であり、1歳がもっとも多い。
 
RSウイルス感染症の主な感染経路は飛沫感染と接触感染で感染力が強く、生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すという。

 
今年は残暑も厳しかったことを考えると、7月から前週より患者数が増加、特に9月に入って急増している、という傾向は、かなり異常なように感じます。
冬期にピークを迎える感染症の場合、夏場、つまり気温が高い時期には、湿度が高く喉の粘膜などもしっかり機能しているため、流行しづらいと言われますが、今回は、かなり傾向が違うようです。
ウィルス自体の性質が変わっている、ということがなければ、これからの季節、特に12月~1月にピークがくると仮定するなら、最初の罹患者数が例年のスタートよりも相当数、多いと予想され、その分、全体の患者数もかなりの数にのぼる恐れがあります。
特に都市部においては、交通機関や店舗における人の密集率が高いため、一人の感染者が他人を感染させる数は高くなりやすいと言えます。

感染症自体は、アトピー性皮膚炎という疾患そのものに直接の影響を与えることはありませんが、アトピー性皮膚炎により引き起こされる炎症、痒み、といった症状に対しては悪影響を与えることが多いものです。
ちょうど今の季節、本来はアトピー性皮膚炎の方が、最も過ごしやすい、と言われる時期ですが、外出時などは、早めにマスクなどの物理的対策を行うように気を付けて欲しいと思います。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

RSウィルスは本来、珍しいウィルスではないが、冬場に流行を迎える感染症が他にもあり得ることを考えると、何度も罹患する可能性がある疾患である以上、条件が悪い場合、他の疾患と併発して罹る恐れもあるじゃろう。
気温が低い時期に流行する疾患が、気温が高い時期に流行しておる、という傾向自体は、あまり良い状況とは言えん。
大流行に至る恐れもあるので、十分注意して欲しいと思うの。