運動の秋、体を動かしましょう!(1)

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 
時々、気温が高い日がまだありますが、陽気自体は涼しげな雰囲気になってきました。
秋は、食欲の秋、読書の秋、などいろいろな呼ばれ方をされていますが、アトピー性皮膚炎の方にとって、目指したいのは、やはり「運動の秋」ではないでしょうか?

体を動かすこと=運動、と考えた場合、アトピー性皮膚炎にとって大きなメリットが二つあります。
まず一つ目が「代謝のアップ」。

アトピー性皮膚炎を引き起こしている原因には、生活環境内で摂取する化学物質の問題があります。
化学物質は、別名、内分泌かく乱物質とも言われ、ホルモン産生機能に影響を与えることで、間接的に免疫機能にも異常をもたらすことがあります。

化学物質の摂取が最も大きいのが「呼気」です。
一日の摂取量の約80%を占めるとされています。
残りの20%が消化器などからによるもの、つまり食べ物(農薬、添加物、防腐剤など)などによるものです。
食べ物からの摂取は、個人レベルでの対応がかなり可能だと言えます。
無添加、無農薬の食物を手作りで作るだけで、そのほとんどが対処できるでしょう。
ただ、仮に食べ物からの化学物質の摂取をゼロにしても、一日の摂取量の20%を減らせたにすぎません。

それに比べて呼気からの摂取は、大気中の化学物質が関わってくるため、個人レベルでの対応が相当、難しいと言えます。
大気中の化学物質は、生活空間で考えると、まず室内のホルムアルデヒドなどが挙げられます。
合板を用いた家具、ホルムアルデヒドを含有するボンドで接着させた壁紙などは、まだ個人レベルでの対応が可能かもしれませんが、家電などは今の社会生活を考えると、除外することはほぼ不可能と言えるでしょう。
パソコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、蛍光灯、エアコンなど、何らかの触媒を用いている家電製品の場合、量の過多の差はあれ、化学物質の放出が避けられないと言われています。
室外に出れば、工場の排煙や、建物の外装(ペンキなど)などがありますが、最も深刻なのが「車」の排気です。
最近は、電気自動車が少しずつ普及しはじめる傾向がありますが、ガソリン車がゼロになるのは個人レベルでの対応の問題ではないでしょう。
さらに、路面が舗装されている場合、タイヤとの摩擦で路面、もしくはタイヤそのものが削られることで飛散、浮遊するケースも考えられます。

つまり、私たちの生活環境そのものが、化学物質を摂取しないわけにはいかない条件の社会になってきている、ということです。
もちろん、車に頼らない、電気に頼らない、といった生活をめざしていくのも一つの方法かもしれませんが、それでは、今の社会の構成そのものが乱れることになりますから、問題も同時に抱えるでしょう。

そこで個人レベルで、化学物質の影響を最大限、軽減させる方法が「運動」や「入浴」つまり、代謝を上げて、摂取した化学物質を排泄させる、という行動です。
特に、「汗をかく」という行為は、アトピー性皮膚炎にとって、汗によるかぶれなどマイナス点も抱えますが、化学物質の排泄だけではなく、汗と皮脂が乳化することでできる皮脂膜によるスキンケア、といった利点も抱えています。

とういことで、アトピー性皮膚炎の人はしっかりとした「代謝」を日常生活の中で得られるように、できる限り、「汗をかく運動」は取り入れた方が良いのですが、夏場は熱中症などの問題がありますし、冬場は寒い、春先は花粉や黄砂が浮遊している、などがありますから、環境的に見ると、秋が最も運動に適している季節だと言えるでしょう。

最初は、短い散歩程度で始めるので構わないと思います。
最終的に、1日30分以上、できれば1時間程度の「歩く」という運動ができるだけで、ずいぶん違います。
もちろん、一日二日で結果はでませんが、毎日の継続が積み重なることで、月単位で見ていくと、少しずつ結果は体に現れてくるでしょう。

明日は、もう一つのメリット「血流を良くする」ということについて見ていきましょう。

  
おまけ★★★★大田のつぶやき

運動を「毎日行うこと」は、今の私たちにとって、容易なことではないと思います。
仕事、学校なども関わりますし、また外での運動を行うための環境そのものが整っていない、ということもあるでしょう。
とはいえ、昔の人がそういった運動をスポーツとして毎日積極的に取り入れていた、ということもありません。
では、どうしていたのかというと、それが「歩く」という移動手段だった、ということです。
交通機関が発達していなかった時代は、どこに移動するのにも「歩く」という行動を伴わせる必要が出てきました。
そういった点で、運動を体を動かす、という行為で見た場合には、「歩く」という行動を毎日継続して行うことは、良い方法だと言えるでしょう。