大気の乾燥、粘膜に注意

今週は、週末に台風が近づいておるようじゃの。

 

 

 

 

 

 

 

 
秋の気温になってきたが、秋台風は偏西風の関係で、動きが早くなる傾向があるようじゃから、万一、居住しておる近くに接近した際には注意をして欲しいの。

さて、秋になってくるとアトピー性皮膚炎の方にとって、気になるのは肌の乾燥じゃが、これは気温の低下に伴う湿度の低下によりもたらされるものじゃ。
そして、この湿度の低下は、肌の乾燥だけではなく、喉や鼻の粘膜にも影響を与えることがあるので注意が必要じゃ。

特に、今年は本来冬に流行するはずのRSウィルスが流行っている、という記事があった。

 
●RSウイルス患者が急増、例年より早く流行
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120925-00000291-yom-sci
 
乳幼児に肺炎や脳症などを引き起こす「RSウイルス」の流行が例年より早く始まり、患者が急増していることが、国立感染症研究所のまとめで分かった。
 
例年は10月に患者が増え始め、12月~翌年1月が流行のピークとなるが、今年は7月から増えて既に例年の11月並みとなっている。
 
同研究所が全国約3000か所の小児科からの報告を集計したところ、今月上旬の1週間あたりの患者数は2785人で、2004~11年の同時期平均の6倍強だった。地域別では東京都や大阪府、福岡県、宮崎県で患者が多い。RSウイルスは1歳未満で感染すると、肺炎や細気管支炎を起こしやすい。同研究所は「周りに赤ちゃんがいる人は、手洗いを徹底し、せきの出る時にはマスクの着用を」と呼びかけている。

 
こういった呼吸器の疾患は、喉の粘膜の状況は関わってくる。
冬にインフルエンザや風邪が流行しやすいのも、冬は乾燥により喉の粘膜が乾燥して、外部からのウィルスを吸着、排除する機能が低下しやすいからじゃ。
最近は、気候の変動もあって、異常気象によるさまざまな影響が世界各地で見られておる。
夏場にエアコンを利用していると、例えばエアコンの効き過ぎで肌寒く感じて1℃だけ設定温度を変えるだけで、体感温度はずいぶん違う、という経験をしたことがある人は多いと思う。
このように、ヒトが生活する環境において、気温は本来1℃単位で、生体に対する干渉度合いを変化させておると言っても良いじゃろう。
世界で生じておる異常気象は、それ自体による気温や湿度、気圧の変化などが、微妙に体に影響を与えても何ら不思議ではないし、異常を実際に感じる場合には相応の準備、対応が必要とも言える。

最近は、SARSのような新型のウィルス感染の報道もあったようじゃが、こういった未知の感染症や既知の感染症が、何かをきっかけに急激に拡散する恐れは、交通手段が発達した今の時代、頭に入れておいた方が良いじゃろう。
そして、こういったことはアトピー性皮膚炎の症状に対しても同様と言える。

いつもなら秋の季節、アトピー性皮膚炎の方にとっては、多少の乾燥は伴うにしろ、多くのアトピー性皮膚炎の方にとって、一年の中では最も過ごしやすい時期のはずじゃ。
ところが、気温や湿度の変化が「少しだけ」起こったせいで、本来、秋の時期には見られないような皮膚の感染症が現れる、ということも考えられなくはない。

毎年、訪れる「秋の季節」じゃが、昨年や一昨年と全く同じ「秋」となるとは限らんことも、少し覚えておいた方が良いじゃろう。
また、肌の変化には常に敏感になって、適切なケアで対応を行うようにして欲しいものじゃの。

  
おまけ★★★★大田のつぶやき

今年の夏は、アトピー性皮膚炎の方の症状の傾向としては、去年の夏よりも、暑さが厳しかった一昨年の夏に近いものがありました。
汗をしっかりかきやすいことで、比較的、状態が落ち着いていた、という状況です。
ただ、一昨年は残暑から秋への切り替わり早く、また秋が短かったこともあり、秋~冬の状態は落ち込みやすい人が多くみられました。
もし、今年も一昨年と同様の傾向をたどるのなら、今から肌の乾燥状態に対するケアはしっかり行っておいて欲しいと思います。