アニメのCMになると・・・

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 
アトピー性皮膚炎と精神的な面には関係があるということは、患者の方は実感しているケースは多いと思います。
例えば、お子さんで、好きなアニメを見ているときは、全く掻かないのだけど、CMになるとボリボリ掻き始め、CMが終わってアニメが再開するとしばらくして掻かなくなる・・・というように何かに集中しているときには掻かない、というケースは良く耳にします。

先日、アトピー性皮膚炎の方のこういった精神面での痒みに関する記事があったので紹介したいと思います。

 
●アトピー性皮膚炎「脱出」へ 心のケアも大切
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120912-00000509-san-soci
 
アトピー性皮膚炎の患者は全国で約35万人といわれる。近年は、患者数の増加とともに大人になっても悩まされる人も多い。薬を正しく使うとともに、心理的なアプローチも大切だという。(戸谷真美)
 
◆分かっていても
 
アトピー性皮膚炎は皮膚のバリア機能がほころび、侵入する抗原を防ごうとする体の免疫機能によって、炎症やかゆみを引き起こす。かくと皮膚の組織がさらにダメージを受け、炎症が広がってしまう。ただ、「分かっていてもやめられない」「眠っている間にかいてしまう」という人は多い。
 
東京慈恵会医科大付属第三病院皮膚科診療部長の上出(かみで)良一教授は「患者の中には、かゆくなくても無意識にかいてしまう動作(嗜癖的掻破(しへきてきそうは))がある人が多い。不安だったり、逆にほっとしたりしたときです。かくという行為が、安心、ストレス解消につながってしまう」と話す。
 
ストレスなどによる嗜癖的掻破がアトピーを悪化させ、治りにくくしている面があるとして、上出教授は外来での初診時、少なくとも15分程度の問診を行っている。家族や学校、職場といった生活環境全般についても聞く。「一番つらいと感じている話題に触れると、無意識にかこうとするしぐさが出る。ストレスをなくすのは無理でも、それに気づくだけで嗜癖的掻破を減らすことができる。アトピーは禁煙同様、『治す』というより『抜け出す』病気だと考えています」
 
症状がひどく、引きこもりがちだったり、鬱になったりしてしまう人もいるが、「専門的な精神ケアが必要な人はそんなにいない。特に子供は、できなかったことを指摘して『頑張れ』というより、できたことを褒めた方が治療に前向きになる」と上出教授。
 
(以下、省略)
 

記事中にあるように、明らかなアレルゲンなどと接していないにも関わらず、痒みを生じるケース、というのは最初にアニメの例を挙げたように、良く見受けます。
また、子どもの場合では、自分が怒られた場合、あるいは親に自分に対して興味を向けさせるために掻いてしまう、というケースもあります。
子どもの場合、こういった「心の面」の解消は、本人も無意識で行っていることが多く、その解消は、周囲も含めて一歩一歩行っていくことが大切でしょう。

大人も、同様にストレスによる痒みは現れますが、仕事や学業など、一定期間そのストレスが避けられない、というケースもあると思います。
そういった場合には、今度は意識的に「ストレスの解消」が行える行動を考えることも大切です。
例えば、睡眠や運動など、ストレスに対して部分的な解消につなげられる行動は、そういったストレスを感じているときにはしっかり行うようにする、などです。

肉体は精神を含めて成り立っていますので、こういった精神面の影響も忘れないようにしたいものですね。

 
おまけ★★★★東のつぶやき

今回紹介した記事の後半は、薬に関することで、良く医師が言う「上手にステロイド剤を使いましょう」という内容でしたので、今回は省略しましたが、興味のある方はリンク先で、元記事をご覧ください。
また、記事中には「専門的な精神ケアが必要な人はそんなにいない」とありますが、そういったストレスがアトピー性皮膚炎の原因の中心にある場合、その解消が難しいことから症状が長期化して悪化することも多く、そのような場合には、専門医に診てもらうことも必要かもしれません。