アトピー克服のカギ(スキンケア・5)

今日も昨日の続きじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日は「保水」について述べたが、今日は「保湿」について考えたいと思う。

 

2.保湿

保湿は、角質層の乾燥を防ぐ、バリア機能の二つのスキンケアの役割に共通する項目じゃ。

基本的に、角質層の水分は体温調節などにも関わり、常時、大気中に蒸散されておる。
これを測定したものが「角質層の水分蒸散量」となり、さまざまなスキンケアアイテムの目安にされておることがある。

昨日の例で言えば、砂漠にかけた「シート」が保湿にあたるものじゃ。

保湿を行うことで、角質層の水分が大気中に蒸散されるのを防ぎ、同時に、バリア機能の役割も一部果たすことになる。
一般的に、保湿として使用されるスキンケアアイテムは、クリーム系、オイル系の、「強めのスキンケアアイテム」ということが言えるじゃろう。
特にアトピー性皮膚炎の方の場合、元々の肌の乾燥状態が強く、塗ったあとで「サラっ」と感じる状態では、継続時間は長くない。
多少、ベタつく感じの方が継続時間は長くなるが、かといってべたついた状態では、気分的にあまり良くない、ということもある。
そういった場合には、使用しておるクリーム系やオイル系のアイテムに、何かジェル系のアイテムを混ぜて使用すると、べたつき感が少なく感じられるじゃろう。

保湿の基本じゃが、まずは角質層の水分があるかどうかがポイントになる。
昨日書いたように、角質層が乾燥した状態で水分を与えずに保湿(カバー)を行っても、「バリア機能」を部分的に満たすことはできても「角質層の乾燥」に対しては効果がみられにくいからじゃ。

そこで、まずは「保水」をしっかり行ってから「保湿」を行うようにして欲しいと思う。

あとぴナビに相談のある中で、スキンケアとしての間違いの多くが、この「保湿」を重視している割に「保水」がほとんどできていない、というケースじゃ。
肌がひび割れるような状態に対して、ワセリンなど固形の油脂系アイテムを使用するケースを良く見受けるが、確かに固形の油脂系アイテムを塗ることで、肌が少し柔らかく、また油分でなめらかになったように感じるが、油脂系アイテムの下は「乾燥」したままの状態であることを注意した方が良いじゃろう。

そして、この「保湿」はお肌に塗布するアイテムばかりが対象となるわけではない。

角質層の水分蒸散量を抑えるためには、角質層内の「水分保持能力を高める」ということも大切じゃ。
一般的に、乾燥肌のアトピー性皮膚炎の方の角質層を調べると、セラミドが不足しておる状態であることが分かっておるが、セラミドは角質層内において水分を保持する能力を持っておる。
じゃが、セラミドは体内で合成されてこそ、初めて角質層内で「細胞間脂質」として利用されることになるため、有効に角質層のセラミドを増やすためには、塗布するセラミドよりも、「食べるセラミド」の方が有効であることが分かっておる。
化粧品で使用されておるセラミドの表記がなされておるものは基本的にバイオで作られておるが、その成分が角質層内に入ったからといって、すぐにセラミドの役割を果たすのではない、ということじゃ。いったん、体内に取り込まれ、自らがセラミドを作る出すための「材料」になるに過ぎないため、塗布するよりも口から摂取した方が有効じゃ、ということじゃ。
この、水分保持を高めるためにセラミドを摂取する、というのも、水分蒸散を防ぐ=角質層の乾燥を防ぐ、ということにつながるので、立派なスキンケアということになる。

このように、保湿として考えた場合のスキンケアは、状況に応じて皮膚の塗布以外の方法も役立つことがある、ということじゃな。

明日は、最後の「保護」について考えたい。

  
おまけ★★★★東のつぶやき

今日、博士が書いていたセラミドについては、あとぴナビでもドクターズニュースで記事でまとめていますので、興味のある方はご覧ください。

●こんにゃくから抽出したセラミドが肌の保湿・バリア機能を強化する体内のセラミドを作ってくれる
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=84

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