アトピー克服のカギ(運動・2)

今日は、昨日の続きじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

化学物質が、内分泌かく乱物質としての働きなどにより、間接的に免疫に影響を与えることが、アトピー性皮膚炎に対する一要因となりうることは昨日、述べた通りじゃ。

化学物質自体は、現在の私たちの生活に密着し過ぎている部分も多いため、完全に排除することはほぼ不可能な状況じゃが、対策がないわけではない。

その一つが運動じゃ。

摂取された化学物質は、肝臓の機能により代謝されることで分解、排出される。
ここには、新陳代謝も加わり、老廃物を排泄する尿や汗の機能も加わってくるのじゃ。
したがって、血流を良くし、汗をしっかりかいて、新陳代謝を促進させる行動、ということ、真っ先に思いつくのが「運動」じゃろう。

「運動」も「睡眠」と同じように、「生命維持に必要な運動(代謝)」、「健康維持に必要な運動」「健康改善に必要な運動」それぞれに、必要な強さは量は異なる。
アトピー性皮膚炎で考えた場合、極端な量や強さはさほど求められんが、「継続」が最も大切な要因となるじゃろう。

運動により得られる体の各機能の活性化は、間接的、直接的に、内分泌や自律神経に働きかける。
例えば心臓の働きを活発にする、落ち着かせる、ということは運動を行い、その後、休息することで得られる自律神経の活動じゃ。
日中に運動を行えば、夜は肉体的な疲労で睡眠がとりやすくなる。
これは、間接的に内分泌に働きかける活動とも言えるじゃろう。

その他、血流を良くすることで体内の酸素の消費を上げ、同時に血液で情報を伝達する内分泌の働きも活性化できる。
エネルギーを消費することで、食事にも間接的な影響を与えることができるじゃろう。

ただ、残念なことに、毎日の生活行動の中で、運動はその「必要性」と、「必要な量」のバランスが、意外に保たれておらんことが多い。

40代を越えれば、健康診断などで、生活習慣病の改善として「週末はゴルフやテニスなど、適度な運動をしましょう」と言われることは多いじゃろう。
ところが、こういった短期的な運動の行動は、短期的な対処には役立っても、長期的な視野から見るとあまり役立たない。
実際、メタボの診断を受けた人が、週末だけ丸一日運動をすれば改善できるか、というとなかなか難しいことじゃろう。
逆に、毎日一定量を反復継続して行えば、毎日の量がさほど多くなくても、その効果は現れやすい。

今の生活において、体を動かす量、という側面から見れば、減少している状況にある。
交通機関が発達したおかげで、車、電車など一日の「運動量」は、減っておる。
外から入ってくる化学物質は増え、そしてそれを代謝させるための運動量は減っておること、そしてそれが「継続」していくことが、体内の内分泌や自律神経に直接、間接的に影響を与え、結果的に免疫機能の異常状況に結びついておる可能性は高いじゃろう。

では、アトピー性皮膚炎の場合、どのような運動が必要なのじゃろうか?
続きは、次回じゃ。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

今日、述べたようにヒトが一日に得る「代謝量」は、一昔前から見ると、かなり減っておる状況じゃ。
「生命維持に必要な代謝量」、そして「健康維持に必要な代謝量」は、なんとか足りておっても、「健康改善に必要な代謝量」までは得られていないことが多い。
もちろん、代謝のみがアトピー性皮膚炎に関わるわけではないが、関わるウェイトで考えると、かなり大きいものがあると言えるじゃろう。
なお、明日と明後日はジョシュアくんがブログを担当するので、続きは6/2の土曜日じゃ。