情報の内容を読み取ることの大切さ

月一、ブログを担当している西だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
最近、インフルエンザが流行っているが、気になる記事があった。

 
●インフル対策用品好調 患者数211万人、予想以上の関心
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120212-00000075-san-bus_all

全国でインフルエンザが猛威をふるう中、風邪薬やマスク、空気清浄機といった対策関連商品が爆発的に売れている。メーカー各社は新商品を発売するなど顧客の取り込みに躍起だ。ただ、患者数が211万人にのぼるなどインフル対策への関心は予想以上で、「食べると感染しにくい」とされる機能性ヨーグルトが品薄状態となるなど、店頭では混乱も起きている。

■ヨーグルト前年比5倍

店頭で品薄なのは明治が発売する機能性ヨーグルト「R-1」。テレビ番組などで乳酸菌が免疫力を高め、インフルエンザに感染しにくくなる、などと紹介されて売れ行きが急増した。1月の販売数量は前年同月比5倍となった。

明治ではR-1を生産する国内3工場で、ほかの商品の生産を休止して増産を進めている。それでも店頭では全国的に品薄で、商品が十分にそろう時期がいつになるのか、めどが立たない。店頭でも「各店の発注に対応できず、注文数に制限をかけている」(ファミリーマート)状態だ。

■マスク、風邪薬も

マスクや風邪薬など、関連商品の売り上げも伸びている。大手スーパー、イオンでは2月上旬のマスクの売上高が前年同期比10%増。風邪薬は大人用が同20%増、子供用が同10%増と家族が一斉に具合を悪くしている姿がうかがえる。

メーカー各社も新商品を発売して応戦している。白元は加湿効果のあるマスクにミントの香り付けをした新商品を発売。ライオンは泡状ハンドソープ「キレイキレイ 薬用泡ハンドソープ」の売上高が1月、計画比6%増と好調だったため、フルーツの香り付きの企画商品を限定発売する。

■各部屋に空気清浄機

家電製品の売れ行きも好調だ。量販店大手、ビックカメラによると、エアコンの1月の売り上げは前年同月の1・5倍、加湿器は1・2倍にそれぞれ伸びた。空気清浄機は浮遊ウイルスの働きを抑制する効果のある新製品を中心に好調。同社池袋本店の売り場担当者は「インフルエンザ対策に敏感な消費者が増え、部屋ごとに購入していくケースが目立ってきた」と空気清浄機の市場拡大に期待を寄せている。

 
記事の中で、マスクや空気清浄機については、現状の物理的対策になりえるが、気をつけたいのは「ヨーグルト」の部分だ。
朝の某報道番組で、九州のある地域で、R-1ヨーグルトを何年か前から子どもに配布した結果、インフルエンザの発生率が他の地域と比べて極端に低かった、というニュースから「火がついた」ようだが、気をつけて欲しいのは、ヨーグルトそのものに、抗ウィルス効果があるわけでもないし、インフルエンザの予防効果があるわけでもない。

ヨーグルトは腸内のバランスを整える働きがある。
そして腸内においては、体内の免疫活動の70%が行われているといわれており、免疫活動全体のバランスを整えることで、結果的に免疫活動が正常に高まる、ということが結果的にインフルエンザに対する「対策」となりえていることが予想されている。

ということは、体内の免疫活動そのものを、ある一定期間、良い状態に保つことが必要となるため、今、流行しているインフルエンザの対策には、あまりなりえない、ということだ。
簡単にいえば、体内の免疫活動に影響を与えるには、今、食べ始めても、影響が与えられるまでの時間がなさすぎる、ということだ。

花粉症や場合によってはアトピー性皮膚炎などにも、ヨーグルトが良い、とされることがあるが、これも同様に免疫活動全体のバランスに関わることで影響が出るとされている。

報道だけ見ると、ヨーグルトがインフルエンザを予防するようなイメージを受けるだろうが、実は、ヨーグルトが影響を与えられるのはインフルエンザに対してではなく、体内の免疫活動に時間をかけて調整できる可能性がある、ということに過ぎない、ということだ。

しかし、こういった情報に接した方は、その情報を「ヨーグルトを摂取すればインフルエンザにかからない」=「今、インフルエンザにかからないためにはヨーグルトを摂取した方が良い」という情報だと認識してしまうことが問題となる。

短絡的に効果を結び付けるような報道のあり方に問題があるのは確かだが、情報の受け手側の方も、「自分にとって都合のよい情報のみ」を優先的にチョイスして取りいれないよう、気を付けた方が良いだろう。

 
おまけ★★★★西のつぶやき

こういったマスコミ信の情報で、人々がある意味、「煽動」される事例は、よくみられる。
一昨年にあった「納豆」騒動も同じだろう。
いわゆる「分かりやすい」「衝撃的」な内容の方が、読者の「受け」が良いからだが、受け手側の方は十分に情報の意味合いを考えて欲しいと思う。