手足の冷えと入浴

今年は、寒さが厳しい日が多いの。

 

 

 

 

 

 

 

 
寒さが続くと、アトピー性皮膚炎の人にとって、皮膚の乾燥、という問題点が生じるが、同じように気をつけなければならんのが「冷え」という状態じゃ。

冷えを感じる=血液の循環が十分に行われていない、ということでもある。
血液の流れが悪くなる、ということは、各細胞に対する「酸素」「栄養素」の補給が十分でなくなる、という問題点や、ホルモン(内分泌)による指令も届きにくくなる、というマイナス点が出てくる。

特に、手足などの末梢部位は、血管そのものも細く、寒い状態が続くと、体温の維持を行うため、収縮した状態(冷えの状態)を作りやすい。
また、体全体の血液は、末梢血管を含めて、「循環」により成り立っておるわけじゃから、一部の血液循環不全は、長い目で見ると、体全体に対して微妙に影響を与えることになる。

アトピー性皮膚炎の人の場合、手足の冷えを感じている人は意外と多いのじゃが、これはアトピー性皮膚炎だから冷えの状態が出ておる、というのではなく、冷えの状態があるから、アトピー性皮膚炎が出やすい状況になっておる、と考えた方が良いじゃろう。

そこで、寒い日が続く今の季節は、しっかりとした「冷え対策」を行って欲しいと思う。

衣類などを利用した「物理的な対策」や、運動や入浴で血液循環を良くする「行動での対策」を上手に併用して欲しい。
特に、今の季節、入浴自体は寒い分、心地よく行えやすい。
アトピー性皮膚炎の方の場合、自律神経や内分泌機能の異常といった、免疫機能に影響を与える体内の異常状態の改善に対しても、入浴はある程度影響を与えることができるし、こういった冷えの対策にもなる。

入浴する際の注意点としては、冷えの対策をしっかり行いたい場合、入浴回数をできる限り、一日複数回行うこと、できれば均等な時間をあけて行えるとよりよいじゃろう。
入浴後、一定時間は、血液の流れが良い状態が保てる=入浴の回数を増やすことで血液の流れが良い時間を増やせる、ということでもあるからの。
それと、入浴後は温まった状態を維持させるために、末梢部位、特に足先については靴下などの物理的対策を併用して行うようにしたいものじゃ。

いずれにせよ、今の季節、冷えの対策を入浴でしっかり行うことは、アトピー性皮膚炎の対策にもつながってくるので、現在、冷えを感じやすい状況の人は試してみるのも良いじゃろう。

 
おまけ★★★★南のつぶやき

冷えていると皮脂の分泌が低下しますので、皮脂膜などのバリア機能も低下しがちになり、お肌が乾燥しやすくなります。
適切な入浴は運動などで汗をかく習慣をつけることで、皮脂の分泌機能が改善します。
入浴や運動は、冷えの有効な解消法でもありますから、日常生活の中で意識して実践してみましょう。