インフルエンザの流行地域?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  
一般的な「説」とされていることが、実態とは違っていた、ということは良くある話ですが、先日、Webでインフルエンザの流行地域の記事が出ていました。

 
●インフルエンザにかかった人が多い都道府県ワースト10
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120116-00000001-dime-soci
  
忙しい時ほどかかり、注意したくても、どこで流行するかもわからないインフルエンザ。そこで、過去5年間の12~3月にインフルエンザになった人が多い都道府県を調べてみると、トップは意外にも宮崎県。ほか上位になったのも寒い地方ではなく、温暖な九州地方が多いのだ。

この原因を探るべく宮崎県健康増進課感染症対策室に聞いてみると「宮崎県はインフルエンザにかかった時に行く病院が限られているので集中的に報告数が伸びる傾向がありますが、九州地方が多い理由はわかりません」と言う。

国立感染症研究所感染症情報センターでも、わからないとのこと。そこで「インフルエンザウイルスは乾燥した気候で増える」という仮説のもと、気象庁に「九州地方は乾いた風が吹いて乾燥しやすい傾向はありますか」と聞いてみると「ありません」とそっけない答え……。

一方、インフルエンザにかかった人の割合が少なかったのは、大阪府(2.57%)と東京都(1.78%)という大都市。人の数と比例してウイルスも多いだけに、住民の健康管理意識が高いのかも? 原因はともかく、九州地方の方々は万全な対策を!

  

確かに、インフルエンザの流行は冬場が多く、その理由として一般的には空気の乾燥が多くなることが挙げられています。
しかし、今回の都道府県別の調査では、

1位 宮崎県
2位 大分県
3位 沖縄県
4位 長崎県
5位 山口県
6位 高知県
7位 鹿児島県
8位 佐賀県
9位 福岡県
10位 福井県

といった具合に、10位の福井県以外、実に10位以内中9つが、南の地域で占められていました。
記事中にあるように、南の地域の県は特に空気が乾燥している、ということはなく、気温と湿度は比例しやすいため、気温が低い北の地域の県よりは、空気は逆に乾燥していない状況です。
ということは、「実は乾燥がインフルエンザの流行には直接関係していない」もしくは「乾燥以外に、インフルエンザの流行に関与する有力な原因が存在する」といういずれかが考えられるでしょう。
記事中では、そこまで載ってはいませんが、いずれにしろ、一般的な「常識」にとらわれ過ぎることで、実態とかけはなれてしまっていた、ということは気をつけて欲しいと思います。

 
おまけ★★★★南のつぶやき

アトピー性皮膚炎に対しても、一般的な「常識」が、実は患者の実態とかけ離れていた、ということはいくつもあるでしょう。
ステロイド剤を安全だとしていた20~30年前では「常識」だった治療法が今は、使い方次第で副作用が認められるリスクを認めるようになったり、あるいは同じく20~30年前はアトピー性皮膚炎の人は入浴や体を洗うことはダメだとされていたのが、今はそうではないことが分かったりしています。
あと20年すると、現在「常識」と思われていることが覆されていることもあるかもしれませんね。