朝食を食べる時間とアトピー

小田です。

 

 

 

 

 

 

 

 
さて、九州HRCには、大勢のアトピー性皮膚炎の方が宿泊をしながら温泉湯治を行っておられます。
その宿泊をされている方の様子を毎日の食事を提供しながら見ている厨房のスタッフから、こんな意見が出ました。

「朝食を毎朝、決まった時間に食べる人の方が、不規則に食べている人より状態が良いと感じる。また、早めの時間で食べている人の方が状態が良いように感じる」

どういうことかというと、九州HRCの朝食は現在、8時~11時の間で摂っていただいています。
そうすると、夜の痒みでなかなか眠れなかった人の場合、どうしても「遅めの朝食」となることがあるのですが、こういった宿泊者の方を見た場合、毎朝、8時半に食べている人と、日によって朝食の時間が違う人、あるいは遅めに朝食を食べている人とを比較すると、前者の方が、症状の良い変化が多くみられるように感じる、ということです。

もちろん、必ずそうだ、というわけではありません。
しかし、全般的な傾向として、そういった状況を感じることがあるとのことでした。

先日、編集担当の北さんが順天堂大学の小林教授に自律神経に関する取材を行ってきましたが、その話の中で、自律神経の「総活動力」を上げるために必要な方法の一つに、規則正しい生活、特に、毎朝決まった早めの時間に起きて、決まった早めの時間に朝食を摂ることを話されておられたそうです。

体内には、「時計遺伝子」と呼ばれる遺伝子があります。
この時計遺伝子の働きは、自律神経の活動力を上げるだけでなく、内分泌などにも影響を与え、結果的に免疫機能にも関わってくるようですが、この時計遺伝子の働きを正常に保つためには「朝の光を浴びる」「朝食を食べる」ということが効果的だ、ということでした。

朝食を規則正しい時間で、しかもなるべく早めの時間で食べた方が自律神経や内分泌に対して、良い影響を与えるのであれば、自律神経や内分泌の影響を強く受けている免疫機能が、正常化することで、アトピー性皮膚炎の状態が良くなることは十分に考えられます。

先に述べたように、睡眠の取れ方も関わってきますから、一概には言えませんが、「状態をアップさせる方法」として、「朝食を決まった早めの時間に摂る」ということは良い方法の一つかもしれませんね。

 
おまけ★★★★南のつぶやき

これまで、アトピーの相談を受ける中で、規則正しい生活は、アトピー性皮膚炎を克服していく上で、確かに大切な要因だと感じます。
特にリバウンド状態に対しては、「朝の時間」が一定の人と、そうでない人では、「回復の差」が大きいようです。
状態が悪い時には、生活のリズム自体は乱れやすくなりますが、こういった「朝の時間を一定にする」ことを心がけることで、他の時間のリズムも取りやすくなります。
もちろん「体調」も考えなければなりませんが、朝の時間を一定にできるように心がけることは大切だと思います。