オゾンやスパーク型の空気浄化機に注意

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 
アトピー性皮膚炎の人の場合、大気中に含まれるハウスダストやダニの糞や死骸などのアレルゲンが、症状を悪化させる要因となることがあり、そのため、空気浄化機を使われている方もいます。
しかし、最近、流行しているオゾンやスパーク型の空気浄化機は、いろいろと問題点も含まれているとする記事がありましたので、紹介したいと思います。
なお、全文は長いため、一部抜粋いたします。

●室内空気向上委員会、空気清浄機のイオンやオゾン機能の効果を疑問視
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111019-00000002-impress-ind
 
空気清浄機や室内空気に関する正しい情報の発信を目的とした有識者団体「室内空気向上委員会」は、18日、空気清浄機に関するセミナー「今の空気清浄機は、本当に空気を清浄にしているか?」を、報道関係者向けに開催。この中で、同委員会のメンバーである日本大学 理工学部 建築学科教授の池田耕一教授が、イオンやオゾンなどを放出し空気清浄を謳う機器に対し、否定的な見解を示した。

室内空気向上委員会は、空気清浄機における統一した性能評価の基準を標準化し、消費者の目で製品が選択できることを目的とした団体。委員会によると、近年インフルエンザの予防や花粉対策などで、消費者の空気に対する意識が著しく高まっているものの、各メーカーは独自の仕組みの空気清浄機を発売し、自主基準による調査結果を発表しているため、効果の違いや特徴などが理解しにくい状況にあるという。

今回のセミナーでは、池田教授が現在普及している空気清浄機の効果を説明。また、東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境システム学専攻の柳沢幸雄 特任教授が、空気清浄機の性能評価を標準化する狙いを述べた。

■ 空気清浄機はあくまでフィルターで空気を濾過するもの。イオンやオゾンは“データなし”

池田教授はまず、「空気清浄機」という製品の定義について、「本体内のフィルターにファンなどで空気を導き、空気を濾過して粉塵などを除去する装置。“粉塵濾過器”といった方が良い」と、あくまでフィルターを使って空気を濾過するものと規定した。

フィルターを搭載した一般的な空気清浄機は、粉塵の大小にかかわらず、空気をキレイにする効果があるという。

「フィルターを使ったタイプの効果はハッキリ出ている。スイッチをいれると、粒の大きさがどうあれ、あっという間に数が減っている。大きな粒子はあっという間に(地面に)落ちるが、ナノサイズになると、空気とおんなじ挙動をし、これを肺の中に取り入れるから具合が悪くなるので、空気清浄機は細かいものを捕らえる必要がある」(池田教授)

その一方で、活性炭を通すと空気中の化学物質が取れると謳ったり、“イオン”や“オゾン”を放出して空気中の微生物が死ぬ、ニオイが分解される、と説明された製品については「ほとんどデータがない」として、否定的な見解を示した。

「イオンやオゾンなどといったものの中には、空気中に飛んでいる菌や細菌、ウイルスなど微生物を殺すと謳われたものがある。確かにイオンが目的のものにうまく当たれば除去できるかもしれないが、部屋じゅうにたくさんいる微生物すべてに当てるほどイオンやオゾンを出すのであれば、人間も殺すことになる。でも人間が死なないということは、“効果がない”と考えるのが普通ではないか」(池田教授)

池田教授はさらに、空気中に酸素を付加する機器について「普通の環境でも息切れすることになる。どう考えても良いことは考えられない」と、危険性を訴えた。

「例えば酸素カプセルを使う場合、内部は酸素が高いだけで、カプセル内部に変な化学物質が発生しているかもしれない。酸素カプセルは、どうしても疲労を回復しないといけない際に、医者の監督下に使うなら意味はあるが、“癒し系”などエステ感覚で軽い気持ちで使うものではない」(池田教授)
 
(中略)
 
■ 布団を叩くと逆にダニが表面に出てくる

 池田教授はまた、湿度によるウイルスとアレルゲンの関係性も紹介。インフルエンザウイスの場合、湿度が高いほど除去効果が高いが、カビ菌やダニは低いほど除去できるという。

また、布団のダニを除去する場合に布団を叩くと、綿の中のダニの死骸やフンが表面に出てくるため逆効果になるという。その一報で、丸洗いや掃除機掛けは効果があるとのこと。

「『ツメダニ』など(人体を)刺すタイプのダニは、数が少なく、室内にいたところでアレルゲンと関係ない。一方で、刺さないタイプの『チリダニ』は、死骸やフンがアレルゲンとなって、空気中に浮いているとアレルギー患者が反応を起こす。しかし、粉塵の一種でサイズは細かくは無いので、フィルターが付いている空気清浄機で簡単に除去できる。これにイオンやオゾンをぶつけることでうまく消えるのかは、データを出すまでもない。もし除去するのであれば、それなりのデータが出てしかるべきだと思われる」(池田教授)

(中略)
 
柳沢教授はまた、空気清浄機の評価では、副作用の検証が重要であることを指摘。例えば、オレンジなど柑橘系の皮に含まれる天然の香り成分「リモネン」に、酸化力が高いオゾンが反応し化合物となると、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドが生成され、気道や眼に刺激が加わる恐れがあるという。

 

室内環境は、毎日の生活を行う空間であることを考えると、化学物質やアレルゲンの問題は、できるだけ軽減した方がよいでしょう。
ただ、最近はやりのスパーク方式の空気浄化機の場合、例えばホルムアルデヒドは、スパーク(放電)させることで「蟻酸」という物質に変わります。
しかし、化学物質過敏症の臨床を行っている専門医の話では、この場合、ホルムアルデヒド、という化学物質が、蟻酸という化学物質に変わっただけで、人体への影響が軽減できたわけではない、ということでした。

消費者は、メーカーが宣伝する内容で商品を選ぶわけですので、できるだけ統一された評価の元、正しい「商品情報」を伝えてもらうような仕組みづくりは、ぜひ行って欲しいところです。

 

おまけ★★★★東のつぶやき

ダニやハウスダストは、アトピー性皮膚炎に対して、「病気の原因」というよりも「症状の原因」としての要因の方が、強くあります。
症状の原因を取り除くことも大切ですが、同時に病気の原因に対してもアプローチを忘れないようにしたいものです。